教育心理学の先行研究において、1964年にアトキンスが「期待価値理論」を提唱しました。その論文によると、困難に直面した時の人間のモチベーションは、その困難を乗り越えることが自分にとってどれだけの「価値」があるのかと、乗り越えられるかどうかという自分に対する「期待」、の積によって決まることが分かります。
つまり、その困難を乗り越えられるという自分に対する期待を限りなく大きくすることが大切であり、さらに、その期待を大きくするには「自分の能力を信じる力」を育てることが重要なのです。その力を育てるには、努力に基づいた成功体験を多く積み、「私はできるんだ」と子供自身が実感するしか方法はありません。
しかも、ひとつひとつの成功は、決して大きいものでなく小さなものでもかまいません。人は「この成功は能力じゃなくて偶然だから信じられないな」という感情が働くので、たった1回の大きい成功よりも、努力に基づいた成功体験をたくさん積む※2ことが大切です。これこそが「自分はできるんだ!」という自己効力感を育み、これが自信につながるのです。
そして、自己効力感や自信の積み重ねが、「自分はもしかしたらもっとできるかもしれない」という自分に対する期待につながり、その期待がさらなる次の努力につながり、さらに新たな成功体験を積むことにつながります。この経験の繰り返しが、大きなスパイラルとなり、いつしか子供たちの心の中に揺るぎのない強い「自己肯定感」を形成することになります。この「自己肯定感」こそが、人生の荒波に逃げることなく強く立ち向かう力であると私は考えています。
そして、その力を育む絶好の機会の1つが「勉強」なのです。自信塾の講師は、この考え方に基づいて教育をするので、近道や楽な方法は一切教えません(というか、勉強ができるようになるのにはそんな道はありません)。
そして、勉強ができるようになるための努力がいつも楽しいものではなく辛いことは、講師たちは百も承知です。しかし、その辛い努力を乗り越えたところから見える景色も、その喜びも、講師たちは知っています。努力をしてたどり着くからこそ大きな喜びがあるのです。努力をしてたどり着くからこそ、その景色に価値があるのです。だからこそ、正々堂々と真正面から努力をするように、生徒を導きます。
勉強を通じて、自信、自己肯定感を身に付けてほしいと心から思い、私は自分の塾に「自信塾」と名付け、このコンセプトの下で講師たちは生徒に指導するからこそ、自信塾の生徒は、勉強がどれだけ苦手でも、必ず出来るようになるのです。成績が上がればいい、偏差値の高い大学に合格すればいいなど、決してそういう教育ではなく、子供たちが本当に身に付けなければいけない力を正確に認識したうえで教育をするのが自信塾なのです。