塾長の大久保です
千葉の公立中で「塾講師」が教えたら全教科で“想像を超える”結果が…「日本版サプライティーチャー」で最も効果が期待される「教科」とは(デイリー新潮) – Yahoo!ニュース
僕も、以前、
代々木ゼミナールの講師の時に
高校や大学に派遣されて
数学を教えるお仕事をしていました
例えば、
私立大学に派遣されて
大学1年生にリカレント教育をしたり
高校に派遣されて
大学受験の数学を専門的に講義したり
あとは、
地方の予備校が呼んでくれて
数学の講義や、意識を高める講演なども
していました
代ゼミを退職した後も
大阪在住でしたが
東京の私立高校Kから個人的に依頼を受けて
週に1度だけ
その高校に数学を教えに行っていました
生徒に大学受験の数学を教え
そして、
高校の先生方に
大学受験の数学の教え方なども
お話させてもらう時間も設けてもらいました
いろんな経験をさせてもらいましたが
予備校講師として
高校や大学に教えに行っているときは
どこか向こうさんは
よそよそしい感じはありましたね
「上が決めたことだから・・・」的な目で
距離を置かれている、というか
(僕はそんなことはないんですけどね笑)
でも、
その私立高校Kから依頼を受けて
お仕事をさせてもらっているときが
最も“コラボ”している、という
環境があったと思いました
お互いの立場を乗り越えて
一緒に生徒を育てて
そして
お互いの持っているノウハウを
与えあっている、という
システムがありました
学校と塾、
昔からそうですが
どこかお互いに緊張感を
持っていました
学校の先生は
「塾なんてさ・・・」
塾は、
「学校なんてさ・・・」
みたいな笑
でも、
もうこれだけ子供が減って
これから労働人口が減って
日本がどんどん衰退していくかもしれないと
言われている今、
学校と塾が
どっちがいいとか
どっちが悪いとか言い合って
川の両岸から石を投げあっている、
もう、僕は
そういう時代ではない気がしています
お互いにいいものを持っているわけだから
それを活かして
「協力」し合って
子供たちを育てていくべきだと
思います
今、僕は
試験問題を作成したり
チェックしたりするお仕事も
していますが
それも、
私立大学医学部の入試の問題の不備を
指摘したことが、
駿台の物理の先生と一緒に朝日新聞に掲載され
それを機に、
いただくようになったお仕事です
これも
ある意味「協力」だと思っています
お互いの専門性を持ち合って補い合って
子供たちにより良いものを提供するための
「協力」ですよね
大切な視点は
子供にいいものを提供するには
どうすればいいのか、
だと思います
そのためなら
いがみあうのではなく
手を取り合うことも
大切だと思います
ちなみに
私立高校Kに教えに行っているときには
その僕の授業を受けてくれて
数学の教師になりたいという生徒がいて
見事に、国立大学教育学部に合格しました
その高校の創立以来初めての
国立大学合格でした
じつは
初の国立大学現役合格を目指して
僕はわざわざ
大阪から呼ばれていたわけなんです
数学を教えたのは僕ですが
それだけでは
大学に合格できないわけで
日頃から高校で彼女を必死に育てたのは
高校の先生たちなのです
これこそ
協力できたからこその
結果だと思います
今では、彼女は
母校で数学の教師をしています
こうやって
大人たちが協力をしあって
子供たちを育てることこそが
歴史を創っていく
大切な一歩だと思います




