塾長

【塾長】15年以上前に教えた生徒で数学教師になった子から連絡がきました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

塾長の大久保です

(名前も、高校名も、写真も

出していいと言われたので書きます)

 

 

先日、塾に

とある問い合わせが

ありました

 

 

 

事務の加藤も

驚いていたのですが

 

なんと

15年以上昔に

大手予備校で教えていた元生徒からでした

 

 

 

僕が数学の指導をしていたのは

彼が高校生の時です

 

大手予備校でありながら

僕の一斉授業と

さらに僕の個別指導を

受講してくれてました

 

 

 

理由は忘れてしまいましたが

彼が

数学の教員になりたいと言っていたので

個別指導では

それなりの力をつけてやるべく

僕に対して講義をする方式で授業を

進めました

 

 

 

今でも覚えていますが

僕の前で講義をする彼に

「なぜそう思うのか」

「なぜその解法をとるのか」

「なぜその式変形をするのか」

そこに焦点を当てて、

一瞬のすきも与えず質問攻めをし

とにかく、

偶然解ける、とか

なんとなく解ける、を一切排除した

きちんとした数学の力をつけるための

授業を行いました

 

 

その授業で

僕に質問をされた洋一郎が

とても苦しそうにしていたのを

今でも覚えています

 

 

 

当時、彼は

自分自身に甘い性格でしたので

めいっぱい僕が厳しい立場を取って

僕の授業では、

頭から煙が出るほど考えさせて

「まだまだダメなんだな、もっと努力しなきゃ!」と

思わせる存在でいることを

心がけていました

 

 

相当、苦しかったはずです。

予習が甘くて、

僕に授業ができないときは

その日の授業は中止にしていたぐらいです

 

 

それでも彼は

僕の授業を投げ出して

やめることはしませんでした

 

 

彼の素晴らしいところは

僕にどれだけ追い込まれても

それでも諦めずに、

頭をフル回転させて考え込んで

僕に返答をしていたことです

 

 

彼の秘めた能力を発揮させるには

追い込んで追い込んで

苦しい思いをさせたときに

達成する、

そう信じた僕の指導が

功を奏したのかどうかは

わかりませんが

彼は、

数学の教育者になることを夢見て

国立大学の教育学部数学科を受験し

見事に合格しました

 

 

 

それから、

彼がどうなったのかは

あまり知ることはありませんでした

 

 

当時、

週7日で授業をしていた僕の生徒は

数百人レベルでしたので

合格の報告に来てくれる生徒は多かったものの

一斉授業でしたので距離感も

今の自信塾ほど近いわけでもなく

その後まで付き合う生徒は

そこまで多くありませんでした

 

 

洋一郎も同様で

彼が大学に進学してからは

そこまで頻繁に連絡を取り合うこともなく・・・・

 

 

そして、

先日の連絡でした。

 

 

 

不思議なもので

もう数万人の生徒を

教えてきたはずなのですが

ちゃんと覚えているものです

 

 

もちろん、

洋一郎の問い合わせの文章を読んだ瞬間に

一気に思い出しました

 

 

そして

感謝の気持ちが溢れました

 

 

というのも、

僕のことを覚えてくれていることも

ありがたかったのですが

実際に連絡をくれたことに

感動しました

 

 

例えば、

 

覚えているけど

連絡をすることはない

 

覚えていて

連絡をしようと思うけど

調べることはしない

 

覚えていて

連絡をしようと思い

調べてみて

連絡先が分かったものの

連絡をするわけではない

 

 

これらのハードルを超えて

実際に連絡をくれることって

かなり勇気がいることだと思うのです

 

 

その勇気を振り絞って

意を決して僕に連絡をくれたこと

 

 

僕は

20年以上数学教育をしていますが

こんなにありがたい話はありません

嬉しい限りです

 

 

だから、

彼とすぐに電話で話すことにしました

 

 

 

いろいろ話しましたが

すっかり彼は偉くなっていました

 

 

大学を卒業後

海外の大学の大学院に進学し

修士号を取得

 

そのあと

千葉県の公立高校で

数学教諭として働き

教科主任や学年主任を経験し

 

今の

筑波大学付属高校で

数学教師として活躍しているそうです

 

 

僕は

あの高校生の洋一郎しか知りませんので

立派になったことに驚きましたし

今の立場にいたるまで

いろんな努力や苦労が

あったのだろうなと思うと、

昔、彼の人生の中で

少しだけ数学を教えた者として

誇らしい気持ちにさえなりました

 

 

今の学校では

東大や医学部、さらには

数学オリンピックを受ける生徒たちに

数学を教えているそうです

 

 

「本当に大変です!」と

洋一郎が言っていたその声は

苦しそうではなく、

楽しそうにも聞こえました

 

そうです

彼が成長できるのは

そうやって追い込まれた時なのです

 

 

「めっちゃいい経験してるやん!すごいやん!」

そう彼に伝えました

横にいたら、

「よく頑張ったな!」と

抱きしめてやりたい気持ちでした

 

 

電話で彼は

こんなことを言っていました

 

 

じつは

教師になった時も

学年主任になった時も

何度も連絡をしようと思ったのんですが

大久保先生の生徒だったら

そんな人たくさんいるだろうから

まだ連絡をしてはいけないなって思って

ずっと連絡をしませんでした

で、今の

筑波大学付属高校に採用されて授業が出来るようになって

「もう、連絡してもいいだろう」と思い

連絡をさせてもらいました、

 

 

彼が僕に

そう言っていました

 

 

いろんな話をしていた途中でしたので

「なるほどね、うんうん」と

そう彼に言いましたが・・・

俺の気持ちは、

うんうん

ではなかったな

 

 

 

 

あの時のように

偉そうに言わせてもらおうかな

 

 

洋一郎、

お前も一人前の教師になったのだから

きっと俺の気持ちは

痛いほどわかるだろうけど

 

そうやって

思ってくれていたことは

ありがたい、

ありがたいけど

 

 

お前が

どれだけ

偏差値の高い高校に採用されて

どれだけ

レベルの高い数学を教えていたとしても

そうだから

俺が嬉しいのではなくて

 

 

そこではなくて

 

 

俺が数学を教えて10年以上たっても

俺のことを覚えてくれていて

そして、こうやって

連絡をしてくれたこと自体が

俺には最上の喜びなんやで

 

 

お前が

たとえ教師になっていなくて

たとえ何にもなっていなくて

たった今、お前が人生に迷っていたとしても

あのときと同じように

俺がお前の話をきいてやるし、

そんな状態だったとしても

それでも

俺に連絡をくれたとしたら

俺は嬉しいんやで

 

 

もちろん

こうやって立派な数学教師になった洋一郎は

本当に尊敬してるけどね!

 

 

 

洋一郎、

連絡をくれて本当にありがとう!

これも全部

ありがたいご縁だから

これからは

教師と生徒ではなくて

同じ数学教育者として

これからもよろしくお願いします!

 

 

連絡をくれて

本当にありがとうね!

 

 

 

ちなみに・・・・

筑波大学付属高校で数学を教える

洋一郎

 

 

 

なんか、

フォルムが同じです笑

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加