塾長

会場は金沢大学に決まったのですが

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塾長の大久保です

 

 

地震で被災した受験生の

救済措置として

共通テストの“追試”を受けられるように

したそうです

 

 

当初は、

東京と京都のみ設置する予定でしたが

会場を金沢大学にも設置すると

発表がありました

 

 

 

確かに

本試が直近の週末にあるので

追試の方が時間的に余裕が出来、

追試を受けれる措置がとられて

受験が出来る機会が与えられたことは

本当によかったとは思います

 

 

 

でも、

僕はモヤモヤするわけです

 

 

 

まず、

追試の方が圧倒的に

問題の難易度が高いのです

だから

「機会」が与えられたことは

良かったと思うのですが

本試受験生と同等に扱われるという意味では

圧倒的に不利なのです

 

 

 

そして

こっちの方が懸念するのですが

被災して

着の身着のまま避難した受験生も

多いと聞いています

 

 

未だ交通機関は止まったままで

そんな環境に置かれている受験生が

金沢大学まで行けるのでしょうか

 

 

日々の生活用水に困っている避難先に

身を置いている受験生が

果たして

無事に受験できるのでしょうか

 

 

 

もう一度言いますが

機会が与えられたことは

喜ばしいことなのです

 

 

 

でも

機会が与えられただけで

本当に被災して困っている受験生に

寄り添った救済措置に

なっているのでしょうか

 

 

 

国の未来を左右するのは「人」です

その人材、人財を選抜する大切な大学受験で

「地震で被災して不運でしたね」

そんな言葉で

受験生に責任を負わせることは

本当にあるべき態度なのでしょうか

 

 

 

国の措置にも限界があることも

わかっています

全員を救うことはできないことも

わかっています

 

 

でも、思うのです

 

 

日々、

人生に真正面から立ち向かって

努力をする受験生を見ている僕としては

その努力で実った能力が十分に発揮できて

そして、それをきっちり評価される、

大学受験のシステムは

そうあって欲しいのです

 

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