こんにちは、塾長の大久保です
空を見上げたとき
くもってると思えるのは
晴れを知っているからです
晴れを忘れてしまった人は
くもっていると思わず
これが「いつもの空」と思うのです
自由詩「もう大丈夫」
お母さん
僕はわかったよ
きっとね
きっとお母さんは
目の前の大変なことに必死で
そのことに
毎日追われてしまってたんだね
その日が
長すぎたんだね
何年も何年も何年も何年も
娘さんに
寂しい思いをさせてしまっていることの
負い目
自分の頑張りを認めてもらえない事の
辛さ
嫌われることの
恐れ
そんなことを感じて
生きるうちに
いつしか
自分がどんな人かも
忘れてしまったんだね
自分のことを見失って
毎日なんだか
イライラして
一番大切な人であるはずの
娘さんのことも
大切にできない日もあったね
うんうん
お母さん
でもそれは
本当のあなたではなかったよね
あなた自身が
一番わかっていたよね
涙を流す娘さんを見て
「私、何をしているんだろう」って
一人で苦しんだね
お母さん
辛かったね
お母さんも
そんな人になりたくて
なったんじゃないもんね
いつのまにか
そんな風になっちゃったことも
自分で気が付かなかったんだよね
気づいたら
なってしまってたんだよね
長い時間
頑張りすぎたから
本当の自分のこと
忘れてしまってたんだよね
あなたは
何も悪くない
あなたは
自分を責めなくて
いい
空が
雲ってただけなんだ
その雲の上には
青空があるのだけど
その青空の存在を
忘れてしまってたんだよね
でもね
ほら、その雲が
雲がきれたんだよね
娘さんが気付かせてくれた
そして・・・
お母さん
やっと目が覚めたね
お母さん
くもの切れ目から
光がもれたとき
あなたは
生まれ変わったのだと思う
昔のあなたに
戻ったんだと思う
空が晴れることを
思い出せたね
だからこそ
僕は思うんだ
これからは
自分のことを
もっと大切にしてほしい
あなたは
本当は優しい人なんだ
優しさに溢れた人なんだ
それを
忘れないで生きるために
あなたが
あなたでいれるために
いつまでも
あなたがあなたを
生きるために
生まれ変われたのだから
お母さん
もう大丈夫
もう大丈夫だから
これからはあなたを生きてくださいね
