塾長の大久保です
WBCの栗山監督が
今日のインタビューで
お話になられていた言葉があります
一言一句は
覚えていませんが
「ユニフォームを泥で汚し
泥にまみれて
全力でプレーすることが
夢につながることを
選手たちは実践できたのではないかと
思っています」
長いインタビューでしたが
このお言葉の瞬間は
涙が出ましたね
受験生に対する思いも
同じです
たしかに
最短の距離でゴールしたいのは
みんな同じだから
うまく成績を上げよう、とか
効率よく勉強しよう、とか
そういうことを
はじめに考えるのは
無理はありません
無理はありませんが
結論から言うと
効率の良い勉強方法は無くはないですが
それは
勉強の初学者に
効率の良い勉強方法を教えても
出来るわけがないのです
なぜなら
効率の良い勉強方法は
誰かに教えられたら出来るものではなく
どんな日でも、毎日
同じ努力を
コツコツコツコツ繰り返し行い
一見無駄に見えるような努力を
毎日毎日繰り返し、
それを実践できた人間だけが
見えてくるものがあります
“これってこうしたほうが
俺にはいいんじゃないか”
という気持ちです
これを“工夫”といいます
この工夫の積み重ね、
工夫の寄せ集めこそが
じつは
効率のいい勉強方法なのです
だから
その工夫は
誰かに教えられて
得るものではなく
本来、自分で努力を重ねている間に
気が付かないといけないものなのです
もっと言えば
その工夫は
人間一人一人の
性格や特性に大きく依存するので
生徒の数だけ
あるのです
だから
誰かの成功例を
全て真似をして実行しても
あなたが
その方法で成功するかなんて
わからないのです
あなたの
効率のいい勉強方法は
あなた自身が
見つけるしかないのです
じゃあ
なぜ僕が数学を教えた生徒は
数学が出来るようになるのですか?
と聞かれそうですが
それは
僕の授業では
特別な教え方をしているのではなく
基本的な解き方・考え方を
忠実に教えたうえで
何を、いつ、どれだけすればいいのかを
はっきりと指示したうえで
徹底的に努力をさせるからです
ただ「頑張れ!」と言われても
生徒は困って何もしませんから
具体的に
何を、いつ、どれだけすればいいのかを
はっきりと指示します
その努力を重ねている間に
生徒達は自分で気が付いて
自然に
効率のいい勉強の方法を
実践していくからです
3月、4月、5月、6月、7月
これは
必死に努力を重ねる時期です
涙を流しながらでも
腹をくくって
努力をさせます
この期間に、
精一杯努力した奴は
この後、
指数関数的な成長を遂げます
つまり
もう一度言いますが
効率のいい勉強方法を
知りたければ
必死に努力をするしかありません
必死に努力を重ねて
苦しい思いをした奴にだけ
見えてくる景色があります
これしかありません
特に、
難関私立大や
地方を含めて国公立大の受験は
うまく成績を伸ばそうとか
最小の努力で、とか
そういうことで
乗り切れるような試験ではないのです
栗山監督がおっしゃったように
うまくやろうとするのではなく
泥にまみれて全力で日々努力する
これしかないのです
これを
覚えておいて欲しいと
思います
そして
僕が最もあなたに伝えたいことは
泥臭い努力を続けて
大学受験に成功したあなたは
その先の人生で
最も大切なことを手にしていることでしょう
泥臭い努力こそが
成功するために必要なことなんだ
うまいことしよう、でなく
まず努力しよう
こういう考えを
手にした大人になって欲しいと
心から思います