塾長の大久保です
体調を崩したり
動画撮影で忙しくて
更新できませんでした
すみません
小学生の頃
家のリビングに
ずっと流れていた曲がありました
KANさんの
「愛は勝つ」です
小学生のあの頃
あのメロディーがなんとも心地よくて
聞いて自然と覚えた歌詞で
歌っていました
それから僕も大きくなり
高3の受験生の頃
何が理由だったのか忘れましたが
この歌を耳にしました
そのときの衝撃は
今でも忘れません
人生にもがき苦しんでいた僕は
一瞬で心が奪われました
「どんなに困難でくじけそうでも
信じることさ
最後に愛は勝つ」
僕には
「今がどれだけ辛くてくじけそうでも
自分のことを、自分の未来を信じて
頑張るんだ」
そう言われた気がして
ありがたく
救われた気持ちになりました
それからというもの
くじけそうになるたびに
聞きたくなって
何度も聞きながら勉強していました
「遠ければ遠いほど
勝ち取る喜びは
きっと大きいだろう」
「夜空に流星を見つけるたびに
願いを託し
僕らはやってきた」
真っ暗な夜空のように
絶望の中にいても
流れ星のようにきらりと輝く夢を
改めてみつけては
僕らはその夢に願いを載せて
「もう一度がんばろう!」と
生きていくんだ
そんな風に
僕は理解していました
どれだけ暗闇でも
立ち上がることが
大切なんだ、と
学ばせてもらった歌詞でした
学んだ、というか
やっぱり
KANさんの歌詞に
人生を応援してもらいました
そして僕は
ありがたいことに
国立大学数学科に入ることも
数学を教える仕事に就くことも
全ての夢が叶いました
僕は本当に弱かった
何度も何度も勉強を
やめようと思った
それでも
合格まで走り続けられたのは
KANさんの歌詞にも
たくさん励まされ、
たくさん勇気をもらって
歩みをやめなかったからだと
心から思います
そして
数学を教える仕事に就いて
多くの生徒に教えて
数学を教えることに自信もつき
念願の
自分の塾を持つことができました
それでも
塾を経営していく上で
そして
生徒を指導する上で
思うようにいかないことや
悔しいこと
投げ出したくなること
いろんなことが起きます
自分の信念や感性に
忠実に従ってやっていて
それが間違っていなくとも
それでも
負けそうになる時があります
心配ないからね
キミの(生徒に成長して欲しいという)想いは
誰か(生徒)に届く
(そんな)明日はきっとある
どんなに困難でくじけそうでも
(自分が正しいと思うことを)
信じることさ
必ず最後に愛は勝つ
こうやって僕は
今でも
KANさんの言葉に
助けられています
そんなKANさんは
今日、癌で天国へお引越しを
されました
とうとう
KANさんの生の歌声を聞けずに
KANさんに感謝を伝えられずに
この日を迎えてしまいました
今日、授業をしながら
心から思いました
僕は、この感謝の気持ちを
生徒につなげなければいけない
KANさんが僕を救って来てくれたように
次は僕が
生徒に夢が叶うように数学を教えて
生徒の人生を救っていきたい
そう、生徒の目を見ながら思いました
小学生のころ
ランドセルを背負いながら
意味も解らず歌っていたこの歌に
僕はどれだけ救われてきたか
きっと
今頃天国かな
KANさん
僕は
あなたの歌詞にどれだけ心を支えてもらったか
KANさん
本当にありがとうございました