塾長日記

毎年いただく、保護者からの御相談

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こんにちは、塾長の大久保です。

 

今日は、少し肌寒いですが

桜も咲き始め、春がもうそこまで近づいてまいりました。

 

さて、自信塾の授業では

わざと失敗させる指導を大事にしています。

 

「え?!間違ったことを教えてるの?」 ←違います!!!

 

そうではなく、

初めから正しいことも教えることもありますが

あえて助言せずに解かせて、

間違わせることで「何がいけなかったのか」を学ばせる手法を

とることがあります。

 

間違えさせることで「なぜ間違えたのか」を、

生徒に必死に考えてもらいます。

その経験は、その先。

同じミスをすることを防ぐのに

大きな効果を生みます。

 

さてさて、いよいよ、

今年合格した生徒たちの新しい生活がはじまったようで、

いろんな報告を生徒や保護者の方から

ラインで聞いています。

 

家を出る子供も緊張の連続みたいですが

家から出す保護者の方も心配でいっぱいのようで

毎年、同じような相談をうけます。

 

今年も慶應義塾大学に進学する生徒の保護者の方から

「朝も一人で起きれないこの子が、東京で一人でやっていけるでしょうか」

と、保護者の方から相談を受けましたが、

 

「それなら、なおさら一人で生活させた方がいいと思います。

 寝坊して失敗させて、それがどういうことなのかを

 身をもって実感させましょう。」

と、お応えさせてもらいました。

 

 

初めて家を出て、一人で生活していく若者にとって

生活の中で失敗することは、けして悪いことではありません。

 

その失敗から、多くのことを学べばよいのです。

世の中に出るときに失敗しないように

今、学びを重ねることはむしろ貴重なことなのです。

 

数学の問題が解けることのメリットよりも

一人で朝起きることが出来ないことのデメリットのほうが

大きいのは明らかです。

 

そう思えば、

一人で生活を初めて失敗することは

非常に大きな学びの機会だと思うのです。

 

とはいえ、

保護者の方からすれば勇気のいることだと思います。

 

わかります、そのお気持ち。

 

でも、勉強の指導と同じです。

失敗から学ばせることは

その先の人生で大きな効果を生みます。

 

たくさん失敗して、

多くを学ぶことを期待しましょう。

 

 

 

 

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