なぜ“自信”塾なのか
「この壁、乗り越えれるんやろうか。でも、受験のとき、あれだけ頑張って大学に合格できたんやからこの壁だって、あのときみたいに乗り越えられる!」
この文章を読んでくれている皆さんに考えてもらいたいことがあります。人が生きていく、歩みを止めないために必要なもの、それは何でしょうか。
人生は、常に挑戦です。挑戦する内容は、人や年齢によって様々でしょう。
目標に向かって歩き始めることは、けして楽なことではありません。
たしかに、計画的にうまく進み続けられるときもあります。自分が目標に近づいていることが実感できたときほど、晴れ晴れとした瞬間はありません。思うようにうまくいっているときは、人間は歩みをとめません。しかし、そんなときばかりではありませんよね。
どれだけ努力してもその場で足踏みをしているだけのように見えたり、また時には、後退しているように見えるときだってあるかもしれません。
心無い人に後ろ指をさされたり、足を引っ張られることもあるかもしれません。前を向いて歩いていこうとしているにも関わらず、大きな失敗をしてしまうときもあるでしょう。
こんなとき、「こんなん、無理やん。」とか、「ほんまに達成できるんかな」という気持がうまれます。大きな目標に向かって胸を張って歩き始めたはずなのに、どうしても卑屈になって負けそうになることもあります。歩みがとまりそうになります。
だから、
僕らが目標に向かって歩いていくときに大切なのは、うまくいっているときではなく、むしろ、うまくいかなくなったときにどうすべきか、なのです。
『失敗したとき、うまくいかなくなったときにどのように立ち上がって前を向いていくか』
なのです。辛いことが起こる、目標が大きくて途方に暮れる、など荒波に負けそうになったとき、そんなときでも僕らは、強い向かい風の中を自分の力で突き進んでいかなければいけません。どのように前を向いて歩くのか、どのように一歩目を踏み出すか、が最も大切なのです。
前を向いて歩いていくのに必要な力とは何でしょうか。
それは、
目標を達成したい、望みを叶えたい、という、未来に対しての希望です。
そして、その希望を「絶対手にしてやる!」と思える強い精神力
それらは全て、
自分を、自分の未来を信じる力、
です。
それを“自信”といいます。
“自分の持っている力”を信じる力、“自分の未来に希望を感じることのできる力”がなければ、立ち上がることができません。ましてや、一歩目を踏み出すことさえもできません。
それらのすべての力が「自信」です。
では、その「自信」はどのように手に入れるのでしょうか。
自信は、誰かに与えてもらうものではありません。
また、もともと備わっているものでもありません。
自分を信じる力は、自分のこれまでの歩いてきた道のり、その途中でした経験、すべてから得るもの、つまり「自分で手に入れるもの」なのです。
自分を信じる力をつけるには、
“自分を信じるに値する経験”をして自分自身に自分で証明していくことしかありません。それを“成功経験”と呼びます。
一度や二度の成功経験では、人は自分自身を信用しません。失敗することを恐れ、それを回避しようとする防衛機制が働くからです。
したがって、自信を手に入れるためには、何度も何度も成功経験をしなければいけません。それは、簡単なことではありません。いつも成功するとは限らないからです。何度も何度も失敗した中に1度の成功があるかもしれません。
しかし、それを繰り返していくと失敗の回数がどんどん減り成功経験が多くなってくることがわかります。そして、人はある瞬間に思うのです。「これは、いける。」と。そう、補助輪を外して自転車に乗る練習をしているときのようにです。
はじめは、うまくいきません。しかし、何度も練習していくうちにぎこちなくても一人で乗れるようになるのです。誰しも、経験したことのある感覚だと思います。
その瞬間が「自信が芽生えた瞬間」です。
そして、
その芽生えた小さな自信をいくつも重ねていくことで、さらに大きな自信につながります。
その自信こそが、目標に向かって歩く力、失敗から立ち上がる、困難に立ち向かう一歩目を踏み出す原動力そのものなのです。
私は、若者にこの「自信」を手に入れて欲しいのです。
この受験勉強で得てほしいことなのです。
大学に合格することは決して簡単なことではありません。それは、偏差値の高い大学に入ることが難しいと言っているわけではありません。(もっと言えば、偏差値の高い大学に入ることだけが尊いとも思いません。こんなことを塾の先生が口にすると「なんてことを言うんだ」と叱られそうですが、もう学歴がモノをいう時代ではありません。偏差値の問題ではなく、自らが望む大学を目指すこと、その大学に入学することが最も尊いのです。)
自らが設定した目標に向かって歩くことはけして簡単なことではないということです。人生の目標に向かって努力することは、極めて単純なことではありますがけして簡単なことではありません。
しかし、この困難なことに立ち向かい、毎日必死に努力することを選択し続ける。解けない問題でも、何度も質問しわかるまで納得するまで教えてもらってから、さらに何度も何度も練習して解けるようになる。そして、けして楽しいとは言えないでしょう。
しかし、その一つ一つの選択、ひとつひとつの努力を重ねる日々を乗り越えて大学に合格したとき、その時に得ることは、大学に合格したという事実だけではありません。
自分の目標に達成できたことで胸の中には
「やったら、できるやん!」
という自分を肯定する気持ちが強く芽生えます。それを、自己肯定感といいます。その気持ちこそが、自分の力を信じる「自信」につながるのです。
毎日毎日、目標に向かって努力する。その道が険しければ険しいほど、苦しければ苦しいほどその喜びは大きいものになり、そこで得る自信は強いものでしょう。
私は、大学受験で、この経験をしてほしいのです。
自分の目標に向かって努力し、その結果、目標を達成し大きな喜びと自信を手にする。そのかけがえのない経験が、その先の人生に待ち構える困難に立ち向かう勇気、負けない強さになるのです。
その強さを、この大学受験で手にしてほしいのです。
大学受験はけして「誰かにやらされている辛いこと」ではありません。
これから歩んでいく人生においての困難に対しても、たくましく歩いていくための「自信」を得ることのできる大きなチャンスなのです。
いつか人生の大きな壁を目の前にしたとき、
「この壁、乗り越えれるんやろうか
でも、受験のとき、あれだけ頑張って大学に合格できたんやから
この壁だって、あのときみたいに乗り越えられる!」
を言えるような大人になってもらいたい
一人でも多くの受験生が、この自信を手にしてその先の人生を歩んでいってほしい
だから、私は「自信塾」にしたのです。