こんにちは、塾長の大久保です。
大久保「さ、予習のノート見せて?」
生徒 「予習で解けてんけど、自信ないねんな~」
大久保「なんで自信ないのん?」
生徒 「こんな感じの問題やったことあんねんけど、
なんとなくしかわかってなくて、やってみて解けただけやから、自信ないねん」
医学部を目指す浪人生の個別指導授業の、とある風景です。
僕の数学の授業は、基本的に予習をさせています。
その予習ノートを僕が見て、本人の足りない部分をその場で判断し、それに従って解説の方針を組み立てます。予習の出来が人によって全く違いますので、同じ問題でも、生徒にとって必要なことは全く違うのです。個別指導では、そのできないところをピンポイントで解説します。
さて、この生徒は、予習で解けているにも関わらず自信が持てません。
表情は不安でいっぱいです。
解けたので自信を持っている生徒もいれば、この生徒のように解けたのに不安でいっぱいの生徒もいます。この差は一体何なのでしょうか。
それは、解くときに使った彼の知識や考え方が確固たるものではなく
“なんとなくこうだった”
というものだからです。
確かな知識から出る結論には自信を持つことができます。
“なんとなく”の知識からでる結論には、不安がつきまといます。
つまり、
知識は、ある一定以上の確かさがないと、不安を誘発するのです。
例えば1のレベルで確かな知識として使えるとすると、0.1ならもちろん不安が生まれますし、0.99でも不安は生まれます。とにかく、1に乗せないといつまでも不安が残ります。
これほど怖いものはありません。
それは、まるで、目隠しをして崖を歩くようなもので、ふらふら歩きますが、それが正しい方向に歩いているのか確認のしようもありません。
さて、それでは、
これはこの生徒に限ったことでしょうか。
もちろん、そんなことありません。多くの生徒がこのような状況に陥っています。
特に、定期テスト対策をその場しのぎの一夜漬けでしたような高校生は、試験時間中まさに不安だらけでしょう。
“なんとなく”入っている知識は、使えないという意味で“全く知らない”と同じです。
では、どうすれば“なんとなく”を脱却できるのでしょうか。
それは、2つの段階が必要だと考えています。
1つ目 内容を確実に理解する。
2つ目 確実に使えるまで何度も練習する
これしかありません。
1つ目ですが、
その知識を習うときに“なぜそうなるのか”を正しく理解することがまず必要です。
もちろん、原理原則を全て理解して欲しいわけではありません。覚えておくだけでいいものもあります。しかし、きっちり理解しないといけないものは、その場できっちりと教えてもらい、理解するまで質問し何度も解説してもらうことが必要です。
もちろん、その、覚えておくだけでいいのか、理解すべきことなのかは、僕たちプロがお教えします。
2つ目ですが、
理解したならば、実際の問題を用いて、知識を使えるレベルにならなければ意味がありません。知っているだけで問題が解けなければ、知らないと同じなのです。どうすれば使えるレベルになるのか。それは、練習するしかありません。自転車の補助輪を初めて外したときのように何度も何度も練習するしかありません。完成度をみるのは、それは僕たちプロの仕事です。実際に目の前で解かせてみれば、一目瞭然です。
とにかく、何度も何度も練習することが大切です。
正しく理解し何度も練習すれば、改めて使う場面になっても、その知識は
“なんとなくこうだった” ではなく
“ぜったいにこうなる!”
と、確かな知識として使えるはずです。
これも、うちの塾で得てほしい、「自信」の一つなのです。
定期テストで、90点上がった生徒がいます。
中間テスト5点だったのが、期末試験で95点でした。
でも、不思議なことではありません。
“なんとなく”を“絶対そうなる”というまで、一緒に練習させた、それだけなのです。
もちろん、「こんなに練習するの?」というほど練習はしてもらいました。
この生徒は数学が出来ないのではなく、全て、 “なんとなく”のレベルでしか勉強をしていなかっただけなのです。
“なんとなく”だったから5点だったのです。
正しく理解させて、何度も練習させたからテストで自信をもって“これでいける!”と解いたから95点なのです。
当然です。
なんとなく知っている、は、知らない、と同じです。
絶対にこうなる、と言える知識でないと、自信をもって使えません。
そうなるためには、正しい理解と、練習あるのみです。
確かな知識をつけてもらうのが、僕の授業です。
これが、自信塾です。