塾長

砂粒

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こんにちは、塾長の大久保です

 

 

今日は14時間授業です

頑張ります

 

 

センター試験の足音が
かなりはっきり聞こえてきました
国立志望の受験生たちは
かなり緊張していますね

 

 

年に一度しかないセンター試験
ここで
希望の点数をとることは
本当に大変なことです

 

 

 

勉強すれば誰でも取れる
そんな単純なものではなくて
受けたことのある人しかわからない
あの独特の緊張感
「模試とは全然違う、ピリピリ感がすごい」
と受けた受験生は口にします

 

 

その緊張感に打ち勝てないと

思った点数はとれません

 

 

何を隠そう
数学を教えている僕も
ガチガチに緊張しましたね

 

 

国立大学の
教育学部の数学科にしか
行く気がなかったので
センター試験を失敗したら
その時点で道は途絶えてしまいます

 

 

今考えても
大変だったな
と思います

 

 

平常心の時に
普通に解けていた問題でも
緊張していると
あれ、どうやって解くんだっけ
となるわけです

 

 

 

その緊張感にも
のまれることなく
すべきことができるというのは
本当に大変なことなのです

 

 

合格した人は
それを乗り越えた人
国立大学の平均倍率は約4倍ですから
4人に一人は
それを乗り越えているのです

 

 

受験生
本当に頑張ってほしいと
思います

 

 

 

さて
先日、昔の生徒の保護者さんから
連絡が来ました
(許可を得て載せていますのでご安心を笑)

 

 

 

LINEの文頭
「先生、助けてください
どうすればいいのかわからなくて・・・」

 

 

 

 

「これは、何かあったな」と。

 

 

 

 

合格して僕のもとから
巣立って行ってからも
生徒とはよくLINEをしたり
食事に行ったり
するのですが
保護者さんとも
お話をさせてもらいます

 

 

 

特に
初めて子供を
家から出すとなると
分らないことだらけで
心配ですものね

 

 

さて
先ほどの保護者さんの話

 

 

その生徒は
東京の国立大学へ行ったのですが
最近大学に行ってない
というのです

 

 

 

わけを聞かねばいけません

 

 

 

 

「お母さんからLINEきたで!
大学行ってないの?
どしたん?」

 

 

 

 

「先生、じつは・・・」

 

 

 

 

 

なるほど。

 

 

 

 

 

目の前にある
公園の砂粒から
一つ粒の砂を
見つけるようなもの

 

 

 

人との出会いと
自分の生き方を見つけること
これを見つけるのは
それぐらいの
難しさがあると
僕は思っています

 

 

 

本当に
難しいことだと思っています

 

 

 

彼女は
東京で本当にしたいことが
見つかったのです

 

 

 

 

それが
大学生活と全く違うものだった
だから
大学に行っていない
ということでした

 

 

 

 

「気持ちはわかる
だから、〇〇が本気なら
親にちゃんと話すべきやな」

 

 

 

 

そのあと
「お母さん、じつはね・・・」
僕から少しお話は
させてもらいました

 

 

 

 

お母さん
かなり驚かれていましたけど
それもそうでしょう
でもね
彼女がそれに出会えたことは
本当に素晴らしいことだと
思うのです

 

 

 

僕はその彼女が
本当にそれをしたいと
思っている様子だったので
彼女がそれを
人生の生きがいにするのであれば
僕はいいと思います

 

 

 

 

それが
偶然、

大学とは関係なかったのです

 

 

 

 

砂粒を偶然見つけた人
これは本当に
奇跡なんだと思います

 

 

 

だから
見つけることができたのなら
必死にその夢を追いかけて欲しい

 

 

 

 

世の中
多くの人が
したくない仕事を
なにかの理由でしなければいけない
そんな人生を歩んでる

 

 

 

それを否定するつもりは
全くないけど
したい仕事が出来るのなら
それに越したことはない

 

 

 

彼女は
砂粒を見つけることが
できたのです

 

 

幸運です

ぜひ
大切にしてほしいと
思います

 

 

 

追伸
お母さんは
彼女が砂粒を大切にする人生を
応援するそうです

素晴らしい親子ですね

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