塾長

もう一度ふたりで

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塾長の大久保です

 

一昨日、昨日

授業をお休みにしました

すみません

 

 

 

じつは

昔の生徒が緊急搬送されました

 

 

 

血液検査の結果

「急性骨髄性白血病」でした

 

 

 

自覚症状が全くなかったそうです

 

 

 

数学教師として

これからのところでの発症でした

 

 

 

保護者の方から

ご連絡をいただき

詳しい事情を聞かせてもらいました

 

 

「なんでもさせてもらいます。

本当にお忙しいとは思うのですが

どうか娘のために

先生、再び力をかしてください」

 

 

 

 

涙を流されているお母さんのお気持ち

僕と会いたいと願っている彼女の気持ち

 

 

僕は

新幹線に飛び乗りました

横浜へ

 

 

 

 

 

じつは、

この話は、塾長日記として

もう1万5千字の

原稿として完成しており

本人も掲載を快諾してくれています

 

 

 

しかし、いざ

出来上がった原稿を読んでいると

掲載するのは違う、と思うのです

 

 

昨年、

僕の父も癌になりました

ステージ4からの復活でした

 

 

だから僕にはわかるのです

 

 

 

彼女が

自分の人生で抱えたものの大きさ

これから待ち受ける治療の大変さ

 

 

 

僕なんかが書いた言葉で

表現するのは

軽すぎる気がするのです

 

 

 

 

ですから

これで許してください

 

 

 

 

病院から見えた夕日です

「また、元気になって一緒にみようね」

そう約束しました

 

 

 

 

僕ができることは、何でもします

だから、もう一度2人で見よう

この夕日を

 

 

神様、

俺の大事な生徒を救ってください

どうかお願いします

 

 

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