塾長

その子の癖を見抜いて指導するからこそ、成長するのです

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塾長の大久保です

 

 

 

 

今日も朝から晩まで

授業をさせていただきました

 

 

 

今日の授業は

ほとんど高3の授業でしたが

そのなかの一人の

お話です

 

 

 

 

大阪大学を目指す

高3の女の子なんですが

記述模試の数学の偏差値は

65を優に超えています

 

 

過去の

阪大オープンの成績だって

偏差値70に乗ることも

あるぐらいです

 

 

 

 

なのに

マーク式の模試になると

数学ⅡBの点数が

100点中60点ほどなのです

 

 

 

 

確かに、

記述模試とマーク模試は

全く別物ですので

記述模試ができるからといえ

マーク模試ができるとは限りません

 

 

 

しかし

マーク模試の数学の点数が

悪すぎます

 

 

 

僕の

共通テスト対策の授業では

下の写真ののように

解いている様子を

横で僕が全部見ています

 

 

 

(写真の子ではありません、参考までに)

 

なぜ見ているか

 

それは

センター試験は

解けたのかどうかというよりも

「どのように」解いているのか

が大切なのです

 

 

 

たとえ解けていても

最短で解けていることが

大切であって

回り道で解けている場合

それは、

答えがあっているだけで

正解にしてはいけない、と

指導しています

 

 

 

 

 

その彼女が

実際に解いている様子を見ていて

気が付いたことがあります

 

 

 

 

「早く解かないと!」

という気持ちが前に出るあまり

単純な符号ミスをしたり

問題文を見落としていたり

図を描くときに

関数の特徴に気が付かずに

グラフを正確にかけなかったり

そんなミスばかりをしていました

 

 

 

そのミスをして

「またや~~!いやや~~!」

と自分を責めるばかり・・・

 

 

 

記述模試では

彼女がするはずのないミスばかりです

 

 

 

 

僕は思いました

 

 

 

 

このまま

早く解く練習をしていても

この子は

何も変わらない

 

 

 

「早く解く」

ということよりも

まずは、

「きっちり解く」

ということを優先的に

体に覚えさせないといけない

と、感じました

 

 

 

 

解くスピードを速くすること、と

正確に解くこと、は

両立させなければいけないこと

 

 

でも、

反比例とは言いませんが

そんな風に感じている人は多いはず

 

 

 

 

どちらから

完成させなければいけないか

それはもちろん、

正確性です

 

 

 

 

きちんと解く習慣をつけたうえで

少しずつスピードを

上げていけばいいのです

 

 

 

 

話は戻りますが

彼女は数学の力は

十分あります

 

 

 

 

でも

早く解かなければいけない、と

焦ってしまって

自分の力を発揮できていないだけ

 

 

 

 

だから

少し時間を長めにして

「きっちり問題を読んで

きっちりグラフを書いて

きっちり計算をする」

これを心がけて練習することを

指導しました

 

 

 

 

実際、

「制限時間を長めにとって

解いてみよう!」

と言って、解かせてみると・・・

粗削りではありますが

満点を取るのです

 

 

 

 

 

「大丈夫やって、

〇〇ちゃんは

頭の回転が速くて

数学の力あるんやから

作戦かえようよ!

きっちり解くことを心がけて

それが出来るようになったら

スピード早くしていこうか!」

 

 

 

 

彼女は

涙目でしたが

「うん、そうする!」と

言ってくれました

 

 

 

じつは

彼女と同じタイプの生徒が

昨年、いたんです

 

 

 

 

同じ手法で

訓練させた結果

センター試験の数学で

200点中186点をとって

京都大学に合格しました

 

 

 

生徒一人一人に

「癖」があります

その癖に合わせて

練習をしなければいけません

 

 

 

同じ問題でも

例えば、

移項するタイミングまで

分類するならば

人の数だけ解き方があって

そこには

人の数だけ間違え方があります

 

 

 

その癖に沿って

指導、練習させるのが

僕の授業です

 

 

 

大丈夫!

うまくいくから

頑張ってついておいで!

 

 

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