塾長

教育学部の大学生に講演しました

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塾長の大久保です

 

 

先日、

とある国立大学の教育学部生の

数学研究室の生徒さんたちの前で

お話させてもらう機会が

ありました

 

 

その生徒の一人が

僕の教え子なんです

 

 

で、よばれたわけなのですが

「数学を教える上で

大切にしていること」

がテーマでした

 

 

うちあわせのとき

「好きなこと話していいんよな?」

「はい、大丈夫です」

「俺がずっと話していいんよな?」

「はい、大丈夫です」

「5時間ぐらい話していい?」

「絶対、ダメです笑」

 

 

ということで

2時間ぐらいお話しました笑

 

 

本題に入る前に

いろんなお話をさせていただきました

 

 

数学が出来なくなる子供の傾向

勉強が嫌いになる子供の傾向

子供をダメにする保護者の傾向

タブレット、リモート教育が破綻する理由

「塾」の存在意義

・・・・本当にいろんなことを

お話しました

 

 

 

そして本題

 

 

 

高校生に数学を教える者として

絶対に必要な力は

「数学の問題が解ける力」

「数学のテキストを作れる力」

「生徒の思考の流れを常に考えながら解説できる力」

「生徒がじっくり考えることを促す発問をする力」 ☆1

「生徒を褒める力」 ☆2

「本気で指導をする力」 ☆3

だと思うのです

 

 

今は

中でも

☆のついたところの話をします

 

 

 

問題の解き方を

ただ解説し

それを生徒がノートに写す授業ほど

つまらない授業はありません

そんな授業なんて

子供をコピー機にしてるだけだから

正直、何の価値もない

 

 

 

生徒が授業中に

いかにどれだけ脳を使うのか

そのような「発問」ができるのか

これこそ

教える人間の力量の大事なひとつと

思うのです

これが☆1です

 

 

僕の授業が

2時間あっという間、と言われるのは

ほぼほぼ2時間

ずっと頭を使っているからです

 

 

 

ぼーっとする時間など

1分もありません

 

 

そして

頭を使ってもらって

一緒に考えて(いる空気を作って)

そのうえで

解決の糸口などの「発見」や「進展」が

生まれたら

「えらい!そういうことやん!」とか

「おー!!さすが!」と

生徒と一緒に喜びます

 

 

そして、

そこにたどり着いた生徒を

徹底的に褒めます

これが ☆2 です

 

 

そこで

生徒と僕の間に

信頼関係や同士の心が

生まれます

 

 

でも

生徒となれ合いはダメ

 

 

子供はいつも

大人を自分のモノサシで計っているから

いい意味での距離を常にとらなきゃ

いけません

なれ合いは絶対いけないし

あかんことは大真面目に

あかん!!!

と言います

 

 

努力しない生徒には

努力する価値を

声を荒げて教えます

 

 

授業を通じて

「俺はお前のことを

本気で教育してるんやぞ!」

それを徹底的に

子供に教えます

 

 

子供は

こっちが本気であれば

本気になります

 

 

嫌われようと

悪口言われようと

生徒がたくましくなれるのであれば

僕は一向にかまいません

 

友達のように仲のいい先生と生徒の関係

友達のように仲のいい親と子供の関係

そんな関係は

教育には必要がありません

 

 

友達のような仲のいい関係

信頼のある関係

は、全く違うものです

 

 

教育者になるには

その覚悟が必要です

これが ☆3 です

 

 

 

そんな3つの話を

具体的な生徒の例を挙げながら

大学生の前で

お話させていただきました

 

 

 

ノートに必死に

メモ書きする大学生たちに

最後に

こう言わせてもらいました

 

 

教育者である以上、

胸を張って

「夢は叶う」と

言える大人でいてくれ

ただでさえ子供たちは

いろんな逆風にさらされる時代に

なっていくからこそ

そういう時代だからこそ

「夢は叶う」ってことを

笑顔で胸を張って言える存在で

居て欲しい

と、伝えました

 

 

 

あのキラキラした瞳

前のめりで僕の話を聞くエネルギー

若者とお話しできて

いい刺激をもらいました

 

 

大学生のとき

自分ではじめて塾を作って

10人ぐらいの高校生を

教えていたな・・・

あのときの

最高にエネルギッシュな自分を

思い出しました

 

 

 

ありがとう!!!

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