塾長

理一朗の気持ち

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塾長の大久保です

息子の理一朗です

 

 

 

 

 

息子の理一朗です

 

 

息子の理一朗と

毎日過ごしていて

何度も思うことがあります

「今、どんな気持ちなのだろう」と

 

 

 

赤ちゃんはしゃべれません。

だから

赤ちゃんがどんな気持ちなのかは

本当のところは

わかりません。

 

 

 

しかし

赤ちゃんの気持ちを

研究しておられる方がいて

小林登さんの研究で

多くのことが分かったそうです

 

 

 

 

ある実験で

こんなことがわかったそうです

 

 

 

赤ちゃんは

「親と離れる」

または

「親と違う人と同じ部屋にいる」と

額の温度が1℃下がったそうです

 

(それ以外の要素で

温度が下がったんじゃない?って

思われる方もいると思いますが

もちろんその可能性を考慮して

いろんな実験をされておられます)

 

 

 

額の温度が下がるというのは

血管の収縮が

血液量に影響したと考えられ

赤ちゃんが緊張状態に

陥ったと考えられるそうです

 

 

 

つまり

 

 

赤ちゃんは

産まれた直後から

親とそうでない存在を

認識し、

親が自分から離れることで

「強い恐怖心」を

感じているのだそうです

 

 

 

みんな

一度や二度あると思いますが

迷子になったときの

あの不安感、恐怖感でしょうか。

僕は、それが辛くて

デパートで大泣きしたのを

今でも覚えています

 

 

 

世界で

僕だけ取り残されたような

あの感じ・・・

だとしたら

理一朗は

辛くて辛くてしょうがないのだと思います

 

 

 

 

また

さまざまな研究から

「こっちを見て!」と

注意喚起する赤ちゃんに

こちらが反応をせずに放置をすると

赤ちゃんに強いストレスが

もたらされることが

わかっているそうです

 

 

 

京都大学の明和政子先生によると

新生児に

触覚刺激を与えると

刺激を受けた脳領域だけでなく

周辺の脳領域も活性化することが

わかっているそうです

 

 

さらに

 

 

ラットの実験によって

「あること」がわかり

それが

人間も同様であることが

証明されたことがあります

これには

僕も驚きました

 

 

遺伝子にメチル基がつくことを

「遺伝子のメチル化」というそうです

簡単に言えば

遺伝子が錆び付くこと、だそうです

 

 

 

「穏やかで面倒見のいい親ラット」に

育てられた子ラットは

遺伝子の「メチル基」の多くが取れて

遺伝子が活性化されて

成長すると

自身も穏やかで思いやりのあるラットに

なったそうです

しかし

「養育に消極的な親ラット」に

育てられた子ラットは

遺伝子にさらに「メチル基」がついて

その状態で

遺伝子が活性化されてしまい

神経質で冷淡なラットに

成長したそうです

 

 

 

人間も同じだそうで

生後5週目のときに

「親と接触の多い子共」と

「親と接触の少ない子供」を

4歳6か月のときに

遺伝子のメチル化の状態を調べたところ

ラットの実験と同様な結果が

得られたというのです

 

 

 

つまり

赤ちゃんの接触刺激は

大人と比べ物にならないほどの

効果があり

これは

親は赤ちゃんと

できるだけスキンシップをとることが

大切だということを

示しています

 

 

僕自身の感覚ですが

親の感覚としては

きっと

「目を見て話しかけて

触れることが

赤ちゃんのためになるのだろうな・・・」

と思っていましたが

この研究を拝見し

「やはりそうなのか」という気持ちに

なりました

 

 

 

僕が理一朗を

毎日、お風呂へ入れています

そのとき

言葉もわからない理一朗ですが

できるだけ自然に

話しかけるようにしています

 

 

「今日の散歩は楽しかった?」

「スタバ、混んでたね!」

「今日は理一朗、たくさん笑ったね!」

とか、できるだけ理一朗の目を見て

話しかけています

 

 

理一朗がどんな気持ちか

それはわかりません

でも

話しかけると理一朗は

必ず僕の目や口を

見てくれます

 

「あー、うー」と

声を出してくれます

 

 

 

親バカですが

きっと理一朗は

僕に言いたいことがあって

でも

まだ言葉も知らないし

発音も出来ないから

音でしか発せられないのだと思います

 

 

 

それでも

僕や妻は

息子の理一朗が

最高に愛おしい

 

 

僕の気持ちが

伝わってなくてもいい

僕をお父さんと

認識していなくてもいい

 

 

 

僕は理一朗に

毎日言う言葉があります

 

 

 

「理一朗、

お空の上で

お父さんとお母さんを選んで

生まれてきてくれてありがとう」

 

 

「理一朗、

お父さんとお母さんは

理一朗のことが大好きだよ」

 

 

この2つは

理一朗の目を見て、

そして、

理一朗の耳元で、

必ず伝えています

 

 

 

僕ら夫婦の気持ちを

理一朗に伝えることで

いつか理一朗の心に

安心感が生まれてくれれば、と

思っています

 

 

言葉は通じない

でも

気持ちは心に

伝わるのだと信じています

 

 

 

赤ちゃんは口がきけない

だから言葉でのスキンシップが

とれないのだけれども

赤ちゃんは

親の愛を求めていて

親の愛が必要で

そして

親からの愛が

赤ちゃんの発育の

大きな力になっているのです

 

 

 

 

 

先生たちの研究結果を読みながら

感動して

涙を流さずにはいられませんでした

 

 

 

 

理一朗

理一朗

ありがとう

 

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