塾長

心の中を聞かせてくれて、本当にありがとう

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塾長の大久保です

 

 

僕の考え方の

根底にあるもののひとつとして

「起こること全てに意味がある」

があります

 

 

良いことも

悪いことも

全て

自分に起こることは

必ず意味があります

 

 

でもその意味は

起こったときは

たいてい

わかりません

 

 

もっともっと

時間が経ったときに

「あ、もしかして

この瞬間のために」

と、思えるときが必ず来ます

その瞬間、

その意味が見えてくるのです

 

 

 

ある生徒(以下、Aさん)から

家庭での問題についての

相談を受けました

 

 

Aさんにも

今日言いました

お母さんにも

電話で言いました

でも

もう一度言わせてください

 

 

お母さんとAさん

これまで本当に

大変な時間を

過ごしてきましたね

 

 

お母さん、

きっと毎日、

答えの出ない疑問や葛藤が

ぐるぐると

頭の中を回っていたのでは

ないでしょうか

ときには

ご自分を責めて

追い詰められる日も

あったのではないでしょうか

 

 

 

 

Aさん

あなたは

優しくて思いやりのある人だから

お母さんの力になりたい、

お母さんのために、と

いつも

自分の心の扉をあけて

全てを受け入れてきたね

 

 

でも、Aさん

ときどき突然涙が出たり

過呼吸になったりしているのは

きっと

あなたの心から

水が溢れそうになっているのだと

俺は思います

 

 

 

Aさんは

僕にこう言いましたね

「私は、スマホに逃げている」と

でもね

俺は思うんです

 

 

 

スマホに逃げているんじゃなくて

心の奥底にある「あなた」が

あまりにも辛いこの現実から

あなた自身を「守る」ために

あなたにそうさせてるのだと

 

 

だから

あなたを守るための

あなたの行動だから

それは

けして悪いことではないと

俺は思う

 

 

 

あなたが今

背負っている荷物は

あまりにも重すぎるからね

 

 

 

涙がでるのは

当然だよ

 

 

でもね

残酷なのかもしれないけど

これが現実だから

俺は

未来あるあなたには

前を向いて歩いてもらいたい

 

 

 

荷物の重さは

持った人にしかわからない

重い荷物を持った辛さは

持った人にしかわからない

 

 

だから、あなたは

重い荷物を持った人に出会ったら

その人の苦悩が

身に染みてわかるはず

 

 

そして、いつか

この日々の意味に

気が付くときがくるから

 

 

そして、お母さん

きっと一生

苦悩が続くのだと思います

これは辛いことです

でも、あなたには

目の前に「希望」がある

 

 

あなたが

命を懸けて育ててきたAさんは

こんなに

優しい人間に育ちました

紛れもない

お母さんが精一杯生きた証だと

僕は思います

 

 

だから

苦悩は続くのだけど

Aさんが

夢を叶える日を楽しみに

1日1日を大切に

して欲しいと思っています

 

 

Aさん

あなたが僕の目の前で

涙を流しながら

お話をしてくれたこと

 

お母さん

お電話の向こうで

涙を流しながら

僕の話を聞いてくれたこと

 

 

僕は

けして忘れません

 

 

Aさん

僕に話をしたいと

思ってくれてありがとう

 

 

 

遠いいつか

今起きている全てのことの意味が

分かったとき

心の曇天のすきまから

少しの光が差し込んで

涙を流していたこの日々さえも

温かい気持ちで

思い出せる

そんな日が必ず来ると

僕は信じています

 

 

 

お話をしてくれたことも

何か縁だと思います

これも

きっとなにか理由があるのです

 

ありがとう

 

 

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