塾長

うまいだけだと、だめ

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塾長の大久保です

 

 

 

AI(artificial intelligence)という言葉

きっと聞いたことない人は

居ないと思います

 

 

今夜、ニュースで

絵を描くAIが

紹介されていました

 

 

確かに

短時間でうまい絵を

描きます

 

 

僕は

そのニュースを見ながら

感じたのは

 

 

AIが描いた絵に感心したのも

事実ですが

 

 

これで

人が実際に描いた絵の価値が

どんどん上がる、と

感じました

 

 

そのニュースの中で

実際のイラストレーターの方が出ていまして

その絵を見た感想を

おっしゃっていました

 

 

AIは

きれいな絵を描くけど

きれいなだけで

そこには

想いがこめられていない

人が感動するのは

そこだと思う、と。

 

 

 

 

その言葉に

僕も痛く同意します

 

 

 

人の心が動く

人が信用する

人が感動する、のは

やはり

人の「思い」が

そこにあるのかどうか、だと思うのです

 

 

 

授業だって

同じです

 

 

目の前の講師が

いくら上手に

教科を教えても

それだけでは成績はあがりません

 

 

授業がうまいのは

もちろんのこと

それ以外に

ちゃんと復習しているのか

ちゃんと問題が解けるように

なっているのか

など、つまり

どれだけ生徒のためを想って

気をかけているのか、

そこに

じつは生徒たちは

「自分のことをこれだけ考えてくれている」

と感じて、そこに

信用や信頼が芽生えるのです

 

 

また、

「これ、意味わかる?」

「はい」

 

 

この授業中の何気ない会話でも

この生徒の「はい」には

いろんな意味があると

思うのです

 

 

「本当に理解している」の、はい

「なんとなく理解している」の、はい

「理解してるけど自信が無い」の、はい

「わかってないけど

反射的に答えてしまった」の、はい

 

 

 

僕は

生徒の「はい」は

その声色や

その声の大きさ

その言葉が出るまでの早さ

などすべてを考慮して

一瞬で、その意味の「はい」なのか

判定します

 

 

 

こういうところです

 

 

そして

生徒と同じ空間で

目を合わせて

教えることが

なにより大切だと思います

 

 

いい意味での

緊張感が生まれますので

学習効果が極めて高いのです

 

 

だから

AIが画面上で

いくらうまい授業をしても

全ての生徒の成績を

上げられるのかと言えば

それは違うのです

 

 

大事なことは

そこに

人と人の想いやりが

あることなのです

その思いやりが

人の心に届き

人が行動するきっかけと

なるのです

 

 

これは

AIにはできません

 

 

 

昨夜、

とある保護者の方が

お菓子を持って

塾に来てくれました

 

 

「電話でもええねんけど

先生と顔合わせて

会ってしゃべらんと

なんか気持ち悪いから来てん、

先生、忙しいのにごめんな」と

 

 

 

10分ぐらいお話をして

お父さんは帰られました

 

 

お父さんだって

お忙しいはずのなのに

わざわざ足を運んでくれて

顔を合わせて

話をしに来てくれたんやでな

ほんまにありがたいし

心が温まるよね、

 

 

と、事務の加藤さんと

お話をしていました

 

 

これです

人の心が温まるって

人の心が動くって

人の想い、

人の想いからくる行動、

なんだと思います

 

 

 

 

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