こんにちは、塾長の大久保です
数学大嫌いなRさんの話
お兄さんを担当して
医学部に行かせたご縁で
その妹、Rさんを
中学1年から5年間教えています
「先生、この子、何とかしてやってください」
お母さんから、こう言われて
担当し始めました
その子は、僕に会って第一声が
「私、算数とか数学とか大嫌いなんです」
でしたね。
「数字なんか見たくもない!」
ほんと、こんな感じ笑
中1からなので
「正負の数」から教えました。
毎週、
「数学が大嫌い!」
「なんでこんなことしなあかんのか、わからへん!」と
彼女は本当に、口にしていましたね笑
で、僕も
「うんうん、そやね~」
なんて軽く受け流しながら
教えていました
そんな彼女
学校の授業は
全く分からない
と言うわりには
僕の授業で教科書をどんどん進めて
中学の内容は1年間で終わり
中2からは高校数学に入り、
高校1年生の夏で
高校数学は終わりました
正負の数から教えて3年半ほどで
大学受験のスタート位置まできました
「数学なんか何のためにあるのかわからへん!」
とか
「ほんま、苦痛や!」
とか言う割には
ちゃんと勉強をしてくる彼女笑
河合塾の模試で
偏差値60台後半をとるようになりましたが
「数学きら~い!」
は、言います笑
べつにかまいません笑
数学嫌い!というけど
授業はきっちり来て、勉強します
それでいいんです
数学を好きになってもらおうとは
思ってなくて
あくまでも
自信をつけるための道具ですから
そんな彼女
「数学は嫌いやけど、一番勉強してきたな~」
と口にするようになり
お母さんも
「娘の性格を見抜いてますね、先生さすが笑!」
と、お褒めくださいます笑
ありがとうございます
そんな彼女は
とうとう大学受験生になります
僕
「お前、嫌い嫌いと言いながら
俺と5年も数学やってきたやん!」
生徒
「ほんまですよ~、苦痛やったわ!」
僕
「じゃあやらんほうがよかったか?」
生徒
「いや、数学が無くなったら私
成績やばいからやっててよかった」
僕
「誰のおかげ?笑」
生徒
「私!笑」
そんな会話を毎週しています
いいんですそれで
彼女は、今や
数学が受験で武器になるまでに
成長したのですから
今後に期待ですね!
受験前にも
言ってそうですね
「ほんま、数学いややわ~」って笑
目に浮かぶ・・・