塾長の大久保です
今日の
理系数学の授業でのこと
公立の進学校の高3生が
涙を流しました
記述模試の過去問を
時間を計ってさせて
僕が採点をするのですが
採点結果、
偏差値は60でした
しかし、
ケアレスミスがとても多く
この成績は
彼の“実力”が反映されたものでは
ありませんでした
僕は、彼にずっと
数学を教えてきた人間として
悔しかった
彼が本当はもっと解ける、と
僕が一番わかっているから
心から悔しかった
だから
言ってしまいました
「お前な、
ほんまにこれでええんか?
偏差値60でええんか?
これまで、あんだけ
一緒に数学やって努力してきたのに
お前これで満足なんか?
こんなケアレスミスばっかで
これで落ちても満足なんか?」
彼は、涙を流しました
大粒の涙を
僕の前で流しました
彼が悔しさで泣いているのを
僕はわかったけど
その今の気持ちを
自覚して忘れて欲しくないから
彼に言いました
「お前、なんの涙やねん、それ!」
「自分が
ふがいなくて、悔しくて・・・」
「お前、今のその気持ち
絶対忘れたらあかんぞ!
こっから、はいあがらな
あかんねんぞ!」
彼に、そういったあと
間違えた問題を
もう一度解かせました
僕の思った通り
解くべき問題は
やはり解けました
点数で言えば
偏差値は70近くありました
彼の志望校から言えば
お釣りがくほどの
成績です
「俺が、こんなに強く言うのは
お前が能力的に解けるはずの問題を
こうやってケアレスミスで
間違えてるから、悔しいねん!
持ってる実力を
点数化することも大切な能力やねん!
それが出来るような人間になってくれ!
毎日、意識して練習してくれ!」
そう言って、
授業が終わりました
彼は
夏前まで、数学Ⅲの積分が
全くできなかったんです
そこから
必死に努力をして
ここまで来ました
だからこそ
だからこそ
合格して欲しいのです
だからこそ
だからこそ
模試でいい成績を
修めて欲しいのです
彼は今夜
涙を流しましたが
受験生は皆
それぞれの方法で
本気モードになっていきます
悔しい!
変わりたい!
心からそう思えたときが
人が成長する
本当の
きっかけなのです
彼はきっと
変わりますよ