塾長の大久保です
先日鹿児島に行ったとき
人生で初めて
薩摩切子を見ました
本当に
その美しさに
衝撃を受けました
何分、見とれていたか・・・・
その色のグラデーションと
その色の深さに
吸い込まれる
というか
長い時間、その場を離れれませんでした
「小さいころから
モノを作るのが好きで
きれいだなって
昔から思ってたので
自分も作りたいと思って
この世界に入りました」
僕の
「なぜ、職人になろうと思ったのですか?」
質問に、
修行をされている青年は
とても丁寧に
こたえてくださいました
薩摩切子の
職人を目指して
この世界に入った彼は
今、6年目だそうで
修行をされているそうです
工場の見学も
全て横についてくれて
説明してくれました
一般的に
「磨き」が出来るようになるまで数年
削るのが出来るようになるまでまた数年
職人として
一人前になるまで
数十年かかるそうです
ロマンがありますね
かっこいいと思います
いろいろ
お話を聞かせてもらいましたが
一人前になるには
本当に大変だそうです
そんな
何十年もかかって
一人前になられた職人さんが
一個一個手作りで作った
薩摩切子
その作品ひとつひとつに
職人さんの努力と
職人さんの感性が込められていると
思うと
この輝きには
時間やお金などを超越した
大きな魅力が込められていると
感じます
何かひとつのことを
人生をかけて極めようと生きる人生
心から
尊敬しますし
そのような人生を
極められた職人さんが作った
芸術作品の薩摩切子
写真をみてもらったらわかると
思うのですが
繊細な模様も
全て職人さんの手作業です
惚れました!
感動をありがとう!
薩摩切子の展示スペースです
①から⑤まで段階を踏んで
作られます
① 色かぶせ
② あたり
③ カット
④ 磨き
⑤ 検品・完成
この検品で
少しでも気泡が入っていたりすると
全てはじまれます
こうして出来上がったのが
薩摩切子です
惚れ込んで
この4つを
買わせてもらいました
↓ この赤は「紅」といって
当時、技術的に
薩摩藩だけが作ることができた色だそうです
彼が
一人前の職人になったとき
彼が作った薩摩切子を
買わせてもらうことをお約束
させてもらいました
何年後か
わかりませんが
これから
彼がいろんな経験をして
素晴らしい薩摩切子の職人に
なってくれることを
心から祈っています
彼が
僕に薩摩切子の説明をしてくれるとき
本当にキラキラ目で
説明をしてくれました
「これが本当に好き」
その本物の気持ちが
僕の心に
バンバン伝わってきました
自分の好きなことを
人生をかけて
求めることを選んだ人間の強い輝きは
上辺だけで物事を語って
芯のない人間が
どれだけ言葉を並べて
うまく説明をしようと
比べ物になりません
彼の眼の輝き
彼ら職人さんたちのその輝きが
薩摩切子を
一層、輝かせていると感じました
いい刺激をありがとう!