塾長の大久保です
コロナの影響で
出産には立ち会えませんでした
なので
息子の理一朗には
まだ会っていません
入院が個室なので
自由がきくので
妻から動画が送られてきます
動画の中で
理一朗が
くしゃみをするだけで
あくびをするだけで
かわいくて
愛おしくて
大粒の涙が出ます
この子が
大きくなるころには
ある１点以外
今と何もかも
変わっていると思います
今以上に
人は
便利さや効率を
追い求めていくことでしょう
そのために
いろんなものの機械化が
加速度的に
進むことでしょう
でも
そんな方向に進む時代だからこそ
生身の人との関係を
大切にできる人に
なってほしいのです
僕が
絶対にオンライン授業をしない理由は
僕がしたい教育
僕がすべきだと思う教育が
できないからなのです
子供たちは
自分の感情を
いろんなものに込めてくれます
態度
言葉
声色
目線
字
間
言葉で言うことと
本音の違いが
目線の移り変わりに
あらわれたり
返事の間の長さに
あらわれたりします
これらに込められた
子供たちの感情の情報を
僕は読み取って
授業をしています
「本当にわかっているのか」
「納得しているのか」
「心が勉強に向いているのか」
「本当は何か悩んでいるんじゃないか」
これらのことを
授業をしながら
同時に考えています
きっと
僕の授業が分かりやすい、とか
そういうありがたいご意見を
ちょうだいするのは
そこもあると思うのです
でも
じつはそこが非常に重要なのです
だから
タブレットを使っての授業では
僕が得意とする教育が
できないのです
人にとって
大切なのは
やはり、人なのです
直接、
その人の顔を見て
その人の声を聞いて
そうでないと
人はだめです
これはきっと
どんな時代であっても
変わらないものだと
僕は思います
だから
息子には
時代に逆行するようだろうけど
人との関係を
大切にできる人に
なってもらいたいと
心から思います
便利だから、とか
効率いいから、とか
そういう言葉で
大切なものを無視するような
人間には
なってもらいたくないのです
どれだけ手間がかかっても
どれだけ非効率でも
人は人と
直接顔をあわせることが
大切なのです
理一朗
忘れないでね
動画で見ても
愛しいのだけど
早く
君の肌に触れて
話しかけて
息子を抱きしめたいと思うのです
