塾長の大久保です
今、僕は
自信塾では
中1の数学から社会人の数学まで
教えています
今日は、
北千里校での授業でした
浪人生に阪大への理系数学
高3生に神大への文系数学
高3生に横国大への文系数学
高2生に東大への理系数学
中1に先取り数学
を授業しました
自習に来る生徒も居て
みんな頑張っています
さてさて
中1には連立方程式を
教えました
まだ学校は
1次方程式までしか
していませんので
先取り学習で連立方程式を
教えました
ある程度
授業で教えた後に
練習として
問題を解かせました
これは生徒のノートです
左上の記述と
その後の記述を
比較してください
問題を指定して
「解いてみ?」とだけ言って
解かせたのが左上の記述です
これは
中学受験をした子供たちに
多く見られる性質ですが
「答えだけ出せればそれでいい」
と言わんばかりに
バーーっと解いているだけですね
確かに
中学受験の試験って
答えだけ求めればいい問題
ばかりなので
中学受験を突破することしか
考えていない塾では
答えを出すだけの方法しか
教えません
だから
子供たちは
そのような解き方しか知らず
どのように解いたのかを
記述することなど
考えることも経験することもなく
中学生になるので
このような答案が出来上がるのです
これって
子供たちは
何も悪くない
そのような
中学受験のシステムを作った「学校」と
そのような試験を突破するためだけの
教育を期待する「保護者」と
その期待に応えるために
答えを出すためだけで
子供の将来を
何も考えていない教育をする「塾」
この3つの極悪が
子供をそうさせたのです
なのに
中学数学で証明問題が出てきたら
保護者は
「この子、証明になると
何も書けないんです・・・」
と子供を批判します
そして
塾に助けを求めてくる保護者が
どれだけ多いことか・・・・
子供が何も書けないのは
そのような子供に育てたわけで
あなたも
かなり加担した結果なのですよ
と、お伝えすることにしています
さてさて
「この記述では
確かに答えは出てるんやけど
〇〇ちゃんが
何をどう考えたのかわからへんやん?
大学受験とか
答えだけ出す問題の方が少ないし
証明問題も出るし
どう考えたのかわかるように書く癖を
今の間に
つけといたほうがええで?」
そう言って指導した後
生徒が
書いたのがそのあとの記述です
「そうそう、かけるやん!」
と褒めると
ニヤリと生徒は嬉しそうでした
個別指導の威力が
これです
答えがあってるのか、の答え合わせなど
そんなものは自分でできるから
何の意味もありません
子供たちが
どのように考えたのか
どのように記述したのか
それを
答案や子供の様子から
こちらがキャッチしてあげる
そして
出来たときには
誉めてあげる
これで
子供たちは解ける問題が増えていくし
何より
数学をどのように
勉強すればいいのか
ちゃんと理解するのです
数学を学ぶことは
答えがあっているかも大事ですけど
どのように考えたのか
それを
答案用紙にどのように表現するか
の方が何倍も大事なのです
保護者の皆さん
子供にとって
どのような力をつけなければ
いけないのかを
よく考えてください
答えが合えばそれでいいのか
答えが出せればそれでいいのか
子供にとって
「本当につけなければいけない力が何か」を
保護者の皆さんが
ちゃんと考えていれば
どのような教育を
子供に受けさせなければいけないのかが
おのずと見えてくるはずなのです