塾長の大久保です
テレビやYouTubeなどで
よく討論番組をしていて
僕は好きで見るのですが
その討論番組で
一見、討論をしているように見えるけど
「討論になっていない」場面を
よく見ます
それがなぜ起こるのかを
僕が見た範囲で分析し
おおまかに分類分けをすると・・・
① 前提の知識が無いまたは間違っていてそれを元に相手に反論しているから会話にならない
② 相手の言ってることを自分勝手に自分の好きなように曲解している
③ 話の流れなど関係なく相手の言葉の上げ足をとって批判してる
④ そもそも言っていることが論理的に矛盾している
が、理由だと思います
その討論の場面を見ていて、
ここがこういう風に
間違っているから
あなたの主張は認められないよ?
と、言いたくなりますね。。
だからこそ
思うことがあって
これは
受験生だからとか関係なく
これから社会に出ていく子供たち皆に
身につけて欲しい力があって
① 物事を、正確にとらえられる視点をもつ力
② 相手の言っていることを、客観的に正確に理解し認識できる力
③ 自分の言いたいことを、論理的に正確に発信できる力
この3つです
いろんな思い込みを排除して
客観的に物事を見ることができるのかどうか
そして
相手の言っていることを
自分の推測や思い込みを全て排除して
中立的な立場で聞くことが出来るのか
そして
自分の言いたいことを
不足なく、誇張なく
全てを表現できる言葉を選択をして
伝えることが出来るのかどうか
これが大切だと思います
それを身に着ける上で
一番近いトレーニングが
受験勉強における
数学であり現代文だと思うのです
でも、共通テストのような
“答えを出すだけ”のようなものではだめです
白紙の紙に、
自分の主張を1から記述することを
求められるような、いわゆる
国公立大2次試験の勉強が最適です
そして
たくさんの人と話す事と
たくさんの人と議論をする事を
続けること、ですね
偏差値の高い大学にいくことが
幸せになることの十分条件とは
全く思わないですし、
偏差値の高い大学に行くことが
必ずしもいいことであるとも
思わないのですが
偏差値の高い大学に行くことを
お勧めすることの理由の
ひとつとして考えているのが
いろんなことを議論が出来る人間が
比率として多くいる可能性が高い、
ということですね
僕の授業では
言葉を正確に言うことを
生徒に求めています
抽象的な表現や
単語を言うだけとか認めずに
「もっとちゃんと言ってみ?」と
言い直しをさせます
こういうところからでも
子供たちの3つ力は養えると思うのです
そして
授業の時だけでなくても
ご家庭でも出来ると思います
むしろ、ご家庭での影響は
とても大きいと思います
先述した3つの力
社会に出る前にしっかりと
身に着けて欲しいと
切に思います