塾長

大学に対して失礼だと思う、でも、それしかないというところもよくないと思う。

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塾長の大久保です

 

 

茂木健一郎さんのつぶやきが

ニュースになっていたので

僕も思うところがあるので

書いてみました

 

 

茂木健一郎氏「最低最悪。日本の恥」大学偏差値をネタにするユーチューバーを痛烈批判(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

 

 

 

 

研究機関であり

最高教育機関である大学を

たったひとつのものさしでしかない

「偏差値」だけで序列化し、

あたかも

その数字だけが

大学や在籍する学生の絶対的な価値であるかのような

そういう扱いをする塾や学校や世間の風潮すべてが

 

大学やその学生に対して

失礼極まりない、と

心から思います

 

 

ひどい保護者なんかは

「〇〇大学(偏差値55ぐらいの国立大学)農学部と

東京大学農学部が共同研究しているなんて

意外ですね

入試のレベルが全然違うのに」と

面談で言ってくる人もいて・・・

唖然としました

 

 

つまり

その大学の教員や授業レベルさえも

大学の偏差値で

差があると本気で考えている人も

世の中にはいるということです

しかも少数ではなく、です

 

 

そういう人こそ

大学のことを何も知らずに

子供の教育を考えている毒親以外

何物でもないと思います

 

 

 

当然ですが

偏差値の低い大学でも

非常に熱心な研究者もおられます

 

 

ただ

じゃあ偏差値で大学を見ることが

そんなに悪いのか、と言われれば

それは完全に悪いことなのですが

受験生やその保護者が

偏差値だけでしか

そのものさしでしか

大学を見ることができないようになってしまっているのも

事実であり

その悪の根源は

大学入学試験のシステム自体だと思います

 

 

 

学校型選抜や

総合型選抜は別として

 

 

一般試験が

ペーパーテストでしか

入学者選抜をしないシステムだから

そりゃ

受験業界は生徒を合格させるために

ペーパーテストの難易度を考えるようになり

それが、偏差値というくだらない数値で

大学を判断してしまうようになると思うのです

 

 

 

だから

結局のところ

大学受験のシステムを変えなければいけない

心から思います

 

 

でもだからといって、

ペーパーテストが悪いと

言っているのではありません

 

大学で学問をするわけだから

そのためには教科の知識や理解度も必要なのだから

高校段階までの

学習到達度合をはかることも

もちろん大事です

 

だから、ペーパーで試験をすることも大事です

でも、それだけってのが

よくないと思うのです

 

 

高校までの学習到達度と

そのほかにも、

その生徒をはかるものさしを作って

もっと多角的に評価をすべきなのです

 

 

大学入試を変えれば

日本全体の教育がかわるとは思いませんが

大学を偏差値だけで見る、ということは

改善されると思います

 

 

 

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