塾長の大久保です
オリンピックについて
少し思うところがあるので
書こうと思います
連日、選手たちが
熱戦を繰り広げています
それをテレビで見て
その勝敗にかかわらず
その場で全力を出して戦う選手たちに
心から感動しています
でも
じつは思うところがあって
ウクライナへの侵略を理由に
ロシアの選手たちは
出場が認められないのに
なぜ、
ガザへ侵攻したはずの
イスラエルの選手たちは
出場が認められるのでしょうか
国際司法裁判所が正式に
イスラエルによるガザへの侵攻は
虐殺行為であり国際法違反である、と
認めているにもかかわらずです
イスラエルの出場がなぜ認められるのか
その根拠を
オリンピックの主催者は
全世界に向けて正式に発表すべきだと
思うのです
一番心が痛いのは
大人たちは
大人たちの言い分で正義を振りかざして
争いを起こします
それはでも
大人たちの争いであって
子供達には何の罪もありません
日本ではあまり報じられませんが
ガザでは
イスラエルの侵攻で親を亡くし
孤児となった子供が1万人を超えます
遠くの国で起きていることなのですが
遠くの国で起きていることだから、
という意識ではなく
ぜひ、自分の子供が
ぜひ、自分の友達が
と、もっとリアリティーをもって
考えてみてください
こどもが無邪気に遊んでいるところに
大人の言い分で
ミサイルが飛んできて
目の前で
我が子の片足や頭の一部が吹き飛ばされて
血が噴き出している
でも、
病院では十分な治療が受けられずに
麻酔もなしで切断などの手術を
受けるしかないのです
さっきまで笑っていた我が子が
次の瞬間
大量のがれきの下敷きになって
目の前に火の手が迫ってきている
助けることもできないあなた
「ママ!ママ!」と助けを呼び続けている我が子
次第に、その火災は
何の罪もない子供を少しずつ飲み込んで
さっきまで叫んでいた声も
どんどん低くなって小さくなって
とうとう聞こえなくなる
皆さんは
我が子のことだったとして
その苦みの叫び声を
正常な精神で聞くことが
できますか?
これが
実際にガザで起こっていることです
息子が、と思うと
僕が変わってあげたい
僕の腕がもがれようと
僕の体が焼かれようとかまわないから
息子をなんとか助けてほしい
僕はこれを書きながら涙が止まりません
その子供たちや
その保護者達に
イスラエルの出場を
オリンピックの主催者は
なんと説明するのでしょうか
もちろん
イスラエルの選手たちを
責める気はありません
でも
この矛盾に
もやもやするのは僕だけでしょうか
昨日
NEWS23のコメンテーターが
同じ理由で
オリンピックを見ない、と
明言されていました
気持ちはわかります
でも
一方で
多くの選手たちが
世界最高峰の技術を持って
人生をかけて競い合っている姿も
美しいし
オリンピックも
素晴らしいものだと思うのです
だから
説明してほしいと
思います
ロシアはなぜだめで
イスラエルはなぜいいのか
僕は
息子には説明できません