塾長の大久保です
「この子は、うちでみてあげないと・・・」
とある子が
ご両親と一緒に入塾の面談にこられたとき
心からそう思いました
詳しくは書けませんが
その子は
大阪府立高校に通っていて
日常生活は荒れに荒れ、
高校も行ったり行かなかったり、
テストも5点、10点しかとったことなく
高校も留年していました
大人から
たくさん叱られてきたようですが
でも、
彼女から話を聞いてると
とっても、まっすぐな心の子で
「彼女をなんとかしてあげたい」と
心から思いました
入塾後は、
僕が数学を教えました
しかも、
高校の授業はほとんどきいてませんので
まったくの1から教え始めました
ただ、
持ち前の性格の明るさと
頭の回転の速さで
数学をどんどん理解し
プリントで練習させても
どんどん解けるようになっていきました
そして、
先日の数学の「小テスト」
前日の僕の授業では
きっと出るであろう予想問題、を
たくさんたくさん練習しました
4時間、みっちり数学を解いたんです
「試験は、解けない問題があってもいいから
解ける問題を、きっちり解いておいで?」
と言うと、
「いままで、5点とかやってんから
解ける問題とかあるんかなぁ、、、」
そう言っていた彼女
「とにかく、試験終わったらLINEしておいで?
どうやったか聞かせてや?」
そう伝えて、送りだしました
そして、
当日、試験が終わってから
彼女からきたLINEは
僕、正直、
この時点で泣きそうになりました
これまで、
テストで5点とか10点しか
とったことのない彼女、
テストの日は高校を休んでた彼女が
「時間が足りなかった」と思うほど
書く問題があったわけです
結果はどうであれ
(このときはまだ点数はわかりませんので)
それだけでも
彼女にすれば成長であり進歩です
僕は本当に
嬉しい気持ちでいっぱいでしたね
そして
試験が返却されました
平均33点のテストで
51点を取ることができました
彼女と電話で話しましたが
本当に嬉しそうで
僕まで興奮してしまいました
「めっちゃよかったやん!
数学、やったらできるやん!!」と
べたぼめしました!
もちろん、
答案はまだまだ粗削りだし
もっと点数は取れたと思います
だけど、
彼女がとった51点は
もうそれだけでも大きな価値があると
僕は思っています
「やったらできるな~!」と
彼女は言いましたが
その言葉こそ、
彼女にとって一番必要なものです
彼女が悪いのですが
いろんな大人に叱られて、
高校もあまり行かず・・・
そんな彼女ですが
彼女は悪い子ではありません
まっすぐな子です
大切なことは
認めてあげること
責めるのでなく
間違ったことも認めてあげて
そのうえで
厳しく伸ばすこと、だと思います
彼女は
これを機に人生が変わると
僕は思っています
彼女は
数学ができないのではなくて
これまでの勉強の仕方、というか
これまでの生き方少しへたくそだっただけ
なのです
デキないのではなく
ちゃんとしてなかっただけです
留年もしたし、
大人にたくさん迷惑もかけた、
だけど
人生はいつでも変えられることを
彼女はきっと叶えると僕は思います
僕は
彼女は出来るようになると信じていますので
期待して、数学を教えていこうと思っています
そして、
いつか
自信塾での時間が人生の転機だったって
言ったもらえるように
彼女のことを支えていこうと
思っています
偏差値30だった僕が
たくさんの大人に支えられて
国立大学に合格したのだから
次に
若者を支えるのは
僕の番です