こんにちは、塾長の大久保です
最近、強く思うことがありまして
塾の経営者がこんなことを言うと
問題がありそうですが
言います笑
本屋さんに行くと
現代文の問題集とかで
“問題文を読むテクニック”って書いた
ものが
溢れかえってるんですけど
みなさん
違和感覚えません笑?
だって
文章を読むとき
そんなテクニックなんて
いります?
なぜ入試業界がそんな
テクニックに走っているかと言えば
それは
あなたがどう考えるかとか
何を感じるのか
ではなく
「時間内に正しい答えを導かないといけない」
そんな内容のテストだからです
だから
合格させてなんぼの塾業界は
そこにたどり着くのです
否定はしませんよ?
僕もその業界にいますもん
また
そのテクニックの内容が
いいとか悪いとか
言ってるんではないんですよ?
でもね、
でもね
みなさん
違和感を覚えません笑?
子供たちが
これから大人になっていくときに
本当に大切なことは
なんだろうって考えると
そんなテクニックを習得させて
たとえ
子供が点数を取れるようになったところで
みなさんは
胸を張って
この子のためになった、と言えますか?
大人になって
人の文章を読んで理解するときに
テクニックで読めるようになって
それって
どうなんですか?
でもね
文章に何が書いてあるのか
それを客観的に理解する能力
これは世の中にでたとき
必要です
僕が違和感を覚えるのは
その能力を育てる方法として
文章を読むテクニックを教え込んでいく
その教育に
違和感を覚えるのです
テクニックではなく
文章を読ませて
ちゃんと内容を把握できるようにする
そして
内容に対して
自分の考えをはっきりとさせる
この2つの能力を
正しい方法で
育てなければいけなくて
そのために
有効な手段って・・・
僕は国語教育の専門家ではないので
僕にはわかりませんが
僕は
よく生徒に
「要約」をさせます
ある簡単な文章を読ませて
「要約してください」
「あなたの考えを書いてください」
この2つをさせます
はじめはね
生徒は的外れなことを書いてきます
でもいいじゃないですか
大事なことはそのあとで
その文章を僕と一緒に読んで
文章の核心部分は一体どこなのか
筆者は何が言いたいのかを
こっちが教えるのではなく
生徒と一緒に探します
どれだけ国語が苦手な生徒でも
一緒にしていけば
理解できるものです
それを何度も繰り返すと
子供たちは自然と
「この文章は何が言いたいんのだろう」
と考えるようになります
テクニックなんて
教えなくても
自然と意識して
考えながら読むようになるのです
もちろん
今お話ししていることは
国語教育に基づいたものではなく
僕が考えているだけのことなので
正しいことなのかはわかりませんが
でも不思議なことに
国語が苦手な生徒でも
「先生、次の文章ちょうだい」
となるのです
僕が思うに
文章を読まされている間は
テクニックが必要で
文章を読みたくて読んでると
そんなこと要らないんじゃないのかな?
もう一度言いますけど
テクニックがあかんとか
言うてるんじゃなくて
文章に対する
そもそもの態度を
変えてみてはいかがですかね?
っていうお話ですからね