こんにちは、塾長の大久保です
この仕事をしていると
いろんなことが起きるのですが
いいことも
嫌な気持ちになることも含めて
でも
たとえ嫌な気持ちになることがあっても
目の前の
「授業を受けたい」と
塾に集まってくれている生徒には
全力で応えないといけないな
と、
ここだけはこだわらないと、と
思っています
逆風をより感じるのは
前進しているから
いつもそう思っています
さてさて、
先日、
保護者さんと
食事をさせてもらっているとき
話題に出たので
少し触れたいと思います
保護者さんが
「先生、なんでみんな親ってのは
“安定した職業を”って
子供に望むんですかね」
っていう言葉が始まりでした
つまり
本当の安定する、いう意味を知らずに
ただ(偏差値が高いだけということだけで)
いい大学に入れたいだけとか
大きな企業に就職させたいとか
なぜ、そんなことを
子供に求めるのですかね
ということを
おっしゃられました。
一般的に
保護者さんは
子供に対して
「安定を求めて」とか
「安定的な」という
フレーズを使います
つまり
子供には
いばらの道ではなく
安全で安心な人生を歩んでほしい
という意味で
「安定」という言葉を使う人が
多いと思うのですが
みなさんにお聞きしたいのは
安定した人生って
何ですか?
安定した職業って
何ですか?
それは
大企業に入ることです・・・?
と、お思いの方が
おられると思うのですが
というか
きっと
多いと思うのですが
それ
本当ですか?
(偏差値が高いという意味で)
いい大学に入って
大企業に就職して
それで定年まで安泰だ
って
それ本当ですか?
それは
ひと昔前の話ですよね
ニュースを見てください
大企業が
早期退職や
配置転換を理由に
何千人もの社員を
リストラしていますよね
銀行とか顕著です
その保護者さんも
大手銀行の役職に
ついておられる方なのですが
今や
銀行でも何千人という単位で
人員整理をする時代です
これから
人間に代わって
AIが活躍し
人間がしていた仕事を
どんどんロボットが
するようになります
企業が最も悩むのが
人件費ですので
会社にしたら
同じ仕事を機械がしてくれれば
万々歳なわけです
そう考えると
いい大学に入って
大きな企業に就職することは
本当に安泰・安定
なのでしょうか
では
本当の意味での
安定、
とは何なのでしょうか
僕が思うに
どんな状況に陥っても
どんな場所でも
自分にしかできないことがあり
それでご飯を食べていける
そんな能力を身に着けること
これが安定している
だと思います
どこの大学を出ましたか?
なんて、この先の時代
どこの小学校でましたか?
と同じになりかねません
履歴書は書かなくてはなりませんから
どこの大学で学びましたか?
なんて
採用試験や入社試験の
入り口を通過することぐらいしか
意味をなさなくなります
だって
僕もそう思いますし
その保護者さんもおっしゃって
おられましたが
筆記試験や面接をすれば
その人が
どんな能力をもっているか
見る人が見ればわかりますよね
つまり
どこで学びましたか
という学歴しかないひとは
採用試験の入り口を
通過できるだけになります
どこで学んだのか
そんなことより
あなたは
何を学んで
あなたは今
何が出来るのか
そこを
より一層問われる時代が
これから来ます
そこに対して
腕がある人こそ
機械化されていく時代の中でも
人々から求められ
立派に仕事が出来る人
だと僕は思うのです
そういう腕を持つことこそ
「安定している」というのでは
ないでしょうか
そんな
能力をつける
または
そんな能力をつける準備をする
そのための
大学の4年間なのだと
僕は思います
その保護者さんは
おっしゃっていました
学歴なんて紙切れの話で
その人はどんな能力があって
どんな魅力があるのか
そこがなければ
これからの時代はだめ
その通りだと思います
どうか
多くの保護者の方が
気が付いてほしいと
思うのです
本当の安定とは
何を意味しているのか
そして
子供に求めなければいけないことは
何なのか