塾長

感動

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こんにちは、塾長の大久保です

 

 

 

 

今日は、
本当にいい経験をさせて
もらいました

そのお話

 

 

 

 

 

保護者の方に
了承を得て載せますので
ご安心を

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんなに早く
目を合わせれたん初めてや」
面談の最後
その子が僕に言ったとき
僕は我慢できずに
涙を流してしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自信塾のホームページを
ご覧になられて
この“塾長日記”をご覧になられて

 

 

「この塾しかない!」

 

 

と思ってくださって
今日、北千里校に面談へ来られたそうです

 

 

 

 

 

 

 

中学生の
息子さんが
小学生の頃から
学校へ行けていない状態です

 

 

はじめお顔を拝見したとき
お母さんが相当
お疲れだなって感じました

 

 

 

息子君も
僕に目をあわせてくれません

 

 

 

 

 

 

 

 

じっくり
お話を聞かせてもらいました

 

 

 

 

 

 

 

保護者と生徒が一緒に来られる
新規の面談の場合
僕はどんな生徒でも
必ずしてもらうことが
あります

 

 

 

何でもいいから
本人の好きなことを
目の前で話してもらいます

 

 

 

 

 

それは
生徒の今の精神状態と
生徒の能力と
生徒と親の関係を
その3分から判断するためです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで全てわかります

 

 

 

 

 

 

 

「好きなものある?アニメとか・・・」
「あるで!」

 

 

 

 

 

 

 

塾に来たとき
目を全く合わせてくれなかった彼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし
彼の好きなアニメの話をし始めると
きっちりと目を合わせて
僕に話をしてくれます

 

 

 

 

 

 

僕がいろんな質問をしても
とても
楽しそうに教えてくれます

毎年ある映画の話まで
してくれました

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は
彼のその表情や目をみたとき
「大丈夫やこの子」と
思いました

 

 

 

 

 

 

これまでいろんなところで
コミュニケーション能力に問題があると
言われたそうですが
そんなことはありません
外の世界との
接触の経験が少ないだけ

 

 

 

 

 

 

そんなもの
経験量を増やせば
なんとかなります

 

 

 

 

 

 

 

 

そして
彼に僕は2つのことを言いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こうして出会えたのも何かの縁だから
2つだけ覚えて帰ってね」

 

 

 

 

 

 

彼はじっと僕の目を見つめています

 

 

 

 

 

 

 

 

「悲しい、寂しいと思っている人の
気持ちがわかるのはどんな人かな?
それは同じように、
悲しい、寂しいと思ったことがある人なのね。
〇〇君、
今までいろんなこと感じてきたよね?」

 

 

 

 

 

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

「それはね、大人になったときに
いろんな人の気持ちのわかる準備なの。
人の気持ちがわかる“優しい人”になるための準備ね。
勉強が出来ることより
とっても大切なことなんだよ?
〇〇君は、いろんなことをかんじてきたから
きっと
人の気持ちのわかる
優しい人になれるから
これまでの嫌なことも含めて
全部そのためだからね。
嫌なことばっかりじゃなくて
○○君は
素晴らしい経験をしているんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は2回
頷きました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一つ
「もうひとつね。
○○君、勉強でみんなに遅れてると思ってるね?」

「うん」

「僕は勉強なんか出来なかったし
僕も人より遅れてたけど
頑張って取り戻して
先生になるための大学にはいったのね。
だから、〇〇君も、必ず取り戻せるから。
何も焦らなくていいから、
ひとつずつやっていこうね。」

 

 

 

 

 

 

 

彼はまた頷きました

 

 

 

 

 

 

この2つを
彼に贈りました

 

 

 

 

 

 

 

彼の心の片隅に
残って
彼にこの先辛いことがあったときに
彼を救ってくれればと
思います

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、
心配なことはもう一つ
お母さんのこと

 

 

 

 

 

 

 

大変だったと思います
本当に
大変だったと思います

 

 

 

 

 

 

 

子供のために
何かをしてやりたい
だけど
「これは果たして正しいのだろうか」
それに答えを出せないまま
一歩目を二歩目を
歩まなくてはならない日常だったと
思います
これがどれだけ
不安で辛いことか

 

 

 

 

 

 

 

 

「お母さん、これまで辛かったですね」
とお声をかけさせてもらいました

 

 

 

 

 

 

お母さんは
目を真っ赤にしながら
いろいろなことを
お話しくださりました

 

 

 

 

 

 

 

話しづらいことまで
本当にいろんなことを
お教えくださいました

 

 

 

 

 

 

本当にお辛かった
でも
子供のためだから
なんとかここまで
頑張ってこられました

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は
思わず涙が出てしまいました

どれだけ辛かったろう
どれだけ寂しかったろう
それでも
どれだけ迷いながらも
踏み出さないといけない朝がある
それがどれだけ・・・・
本当にお母さん
よく頑張られたと思います

 

 

 

 

 

 

 

「救いを求めて
今日はここに来させてもらいました」

の言葉の意味が
この瞬間
わかった気がしましたよ

 

 

 

 

 

 

僕なりに
お話をさせてもらいました
「事務的なお話は今日はいい
話さなければいけないことがある」
と思い、
契約や料金などの
話は明日にまわしました

 

 

 

僕なりに
僕が話せることを
お伝えしました

 

 

本当にいろいろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さんに
一番伝えたかったこと

 

 

 

 

 

 

いつか
彼が大きくなったとき
お母さんが今されている
苦労や苦悩を
彼は必ず理解して
お母さんに感謝の気持ちを伝えるときが
必ずくるから

 

 

今は
もう少し大変かもしれない
だけど
いつか必ずそのときが来るから

 

 

だから
一緒に頑張りましょう

 

 

 

 

 

 

 

偉そうですが
そうお伝えしました

 

 

 

 

 

 

お母さんも
僕の目をまっすぐみて
頷いておられました

 

 

 

 

 

 

 

伝わったと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき彼が

「こんなに早く
目を合わせれたん初めてや」
面談の最後
彼が僕に言いました

僕は我慢できずに
涙を流してしまいました

 

 

 

 

 

 

いろんな感情が押し寄せてきました

 

 

 

ありがとう〇〇君

目を合わせてくれて

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り際、
僕はお母さんに伝えました

 

 

 

 

「お母さん、
僕は本当にいい経験をさせてもらいました。
本当にいい時間を過ごさせてもらいました。
ありがとうございます。」
と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さんは
「今日は先生とお話しできて
本当に良かったです。
この子がこんなにいい顔してるの
久しぶりに見ました。
本当にありがとうございました。
この子もそうでしょうけど
私も、先生とお話して
たくさん元気をもらいました。」
と。

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒もお母さんも
とてもいいお顔をされていたと
思います

 

 

 

 

 

 

 

お母さんは僕に何度も
「ありがとうございました」
っておっしゃっていましたが

 

 

 

 

 

 

 

お母さん、違いますよ
僕こそ、
とても勉強になりました
人間として学びが多くあった60分でした

 

 

 

 

 

 

お母さん
これからは
一緒に頑張りましょうね

 

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