こんにちは、塾長の大久保です
PRIDEの話の前に
一言、言わせてください
皆さん、聞いてください。
この塾長日記を
読んでくださっている方々へ
お伝えしたいことがあります
僕からの切なる思いです
実際にお会いさせてもらっている読者の方
実際にお会いしていませんが
読んでくださっている読者の方
大阪にいる方
海外でこれを読まれている方
どちらの皆様も
何かの縁があって
この場で
出会わせてもらいました
ぜひ聞いてください
歌手の槇原敬之さんが
麻薬取締法違反の“容疑”で
逮捕されました
今夜から
槇原敬之さんのことで
報道合戦が始まると思います
それを
皆さんは嫌でも見るようになる
そのときに
僕の想いを思い出してほしいのです
本当にお願いします
そのニュースを
親友からの電話で聞きました
「え!?ほんまに?」
僕は泣きそうな気持ちに
なりましたが
すぐにこれを書かなければいけないと
思いました
この塾長日記でも以前
お話させてもらいましたが
ASKAが逮捕された後に
報道合戦がありました
僕はASKAの著書を
読んだのでわかるのですが
あることないこと
というか
ないことないことが
報道されました
警察でさえ
事実でないことを発表したほどです
なぜそんなことが起こるのか
それは
全てみんなの心の中にある
思い込みが原因だと思います
どんな思い込みか
「こいつは悪いことをしたから
何を言われて当然だから
言ってもいい
言われてもしょうがない奴なんだ」
という“世間の空気”が原因です
これが
皆さんの心の中にある
“思い込み”です
発信する側は
「こいつは悪いことをしたから
何を言われて当然だから
言ってもいい
言われてもしょうがない奴なんだ」
そう思っているから
事実か事実でないかの
エビデンスもなく
自由に皆さんに発信する
テレビでさえ週刊誌でさえ発信します
受信する側も
「こいつは悪いことをしたから
何を言われて当然だから
言ってもいい
言われてもしょうがない奴なんだ」
そう思っているから
その情報が正しいかどうかを
自分で考えることもせず
鵜呑みにする
誰かが言えば
それが言葉になる
言葉になれば
それが心の中に入る
心の中に入れば
それが心に残る
心に残れば
そのイメージをもってしまう
そのイメージを持ってしまうと
それがまるで事実のように
その人を
そうやって見始める
ここが人間の怖いところです
発信した情報が間違っていても
受信した人の中で
事実のような扱いになるのです
これが
「噂の伝わり方」です
うわさの広がり方は
爆発的です
数学の微分方程式を使えば
その広がりはある程度
予測できるのですが
もうとまりません
みなさん
お願いです
もし
槇原敬之さんが
仮に本当にしていたとしても
「こいつは悪いことをしたから
何を言われて当然だから
言ってもいい
言われてもしょうがない奴なんだ」
と、思わないで欲しいのです
そういう目で
彼を見ないで欲しいのです
この文章を読んでいるあなたなら
僕の言っている意味を
理解してくれるはずです
ASKAだって
そのせいで
命を落としかけたのです
そんなこと
許されるわけないのです
彼が
仮にしていたとしても
それはそれで
彼が罪を償って再起すればいいのです
仮にしていたとしても
みんなで
言いたいことを言って
闇に葬ることは
してはいけない事なのです
みなさん
お願いです
心からの
お願いです
よろしくお願いします
僕も昔
いろんな仲間を失って
本当に一人になってしまい
地獄を見ました
でも、そのときも
人に救われました
あんな辛い思いは
誰にもしてもらいたくないのです