塾長の大久保です
父が「お寿司食べたい」と
言ってましたので
行きつけのいつものお店に
2人で行ってきました
お寿司屋さんへ行く前に
靴屋さんに行きたいと言うので
難波CITYの靴屋へ
「これがいいな!」と
目をキラキラさせる父、笑
2足お買い上げです!
さてさて
お寿司屋さんへ
カウンターに座って
僕「大将、お世話になってます、今日は父を連れて来ました」
大将「いつも先生にお世話になっています」
父「いつも息子がお世話になっています」
3人が一斉に頭を下げる謎の現象笑
さてさて
僕の父親ですが
父は65歳です
去年、癌になり
ステージ4でした
そこから回復し(完治はないので回復です)
今では、
週に3回のウォーキングと
10階まで階段で上り下りを
リハビリとしてこなしています
大阪大学大学院を出て
それ以来、自分で塾を立ち上げ
それ以来
64歳で癌になるまで
自分の塾で
生徒に5教科を教えてきました
癌が発覚したきっかけは
父が自分の塾で授業をしていて
授業中に倒れたことでした
調子が悪かったから
風邪かと思っていたそうです
精密検査をし
悪性リンパ腫と決まり
全身に転移している
ステージ4
僕や妹たちは
父の最後を覚悟しました
しかし
回復を果たした父
回復した父は
それ以来、性格が
とても丸くなりました
以前、
父が僕に
「俺は父親として
何もお前にしてこなかった」と
謝ってきたことがありました
絶対君主の父が
僕に頭を下げるなんて
本当に驚きました
大将に
おすすめの握りを出してもらいました
なかでも
この中トロ
たまらなく好きです笑
握りをつまみながら
そんな父と
いろんな話をしました
「父と息子」として
「男と男」として
「先輩と後輩」として
いろんな感情になったのでしょう
父は涙を流していましたが
あなたは
本当によく頑張って
生徒を育て
僕ら子供を育てられました
お父さん
立派です
息子として
心配ばかりかけてきた
僕こそ
ごめんなさい、ですね。
そして
「大久保奨学会」の設立を
とても喜んでくれました
海外に学校を建てることも
「すごいなお前は
新聞配達をしていたお前が
こうやって奨学会を作って
みんなの夢の実現を手伝ってるんだから」
いえいえ、お父さん
あなたがしてきたことを考えたら
足元にも及びません
本当にそう思います
病気のせいか
小さくなった背中を
タクシーに乗せたとき
「俺ももっと頑張らなきゃ」と
思いました
男として
息子として
この人が父でよかった
そう思う時間でした
追伸
これは
僕が生まれる前から
父の時を刻んでいる
お気に入りの時計です
1度しか壊れたことがないそうです
さすがオメガです
「ロレックス買ってあげようか?」
「俺はオメガがいい、これがいい」
かっこいいですよお父さん