塾長の大久保です
嬉しい!!
泣きそうになりました!
昔の生徒が
大阪大学大学院工学研究科に
合格しました!
めでたい!!!!!!
彼女には
高校生の頃から
数学を教えていました
本当に負けん気の強い子でした
ただ、
出会った頃は
「何をどう勉強すればいいのかわからん」
そういう状態でした
学校の授業もわからん、
問題集の答えもわからん、
だから
テスト前になっても
何もわからん、
そんな状態で
出会いました
だから、
“数学の勉強の仕方”を
1から教えました
この塾長日記でも
何度も書いていますが
勉強する上で
大切なことは3つです
“何を”
“いつ”
“どのように”
この3つです
この3つを徹底的に
管理して
数学を教えました
彼女が
たくましかったのは
「なんでそうなるん?」の気持ちを
必ず僕にぶつけてくれました
「なんでそうなるん?」
「なんでそう解くん?」
「この解き方じゃあかんの?」
僕の解説にはもちろんですが
彼女は
学校の先生の解説や
問題集の解答にも
その疑問を感じたら
全て僕に聞いてくれました
「なるほど!」っと
彼女の中で納得するまで
しっかり考えることを
やめませんでした
数学が出来るようになるには
この体力が必要です
でもそれは
かなりの
数学の知識がついてからです
それまでには
ルーチンワーク、つまり
この問題こう解く、という
当たり前の行動が出来るように
ならなければいけません
彼女は
その段階でも
妥協しませんでした
僕の創る
「プロローグ」というテキストには
その、数学の問題を解く上での
「当たり前の行動」を
全てまとめてありますが
そのテキストを
何度も何度も繰り返し
練習していました
そうすると
“考える種”が頭に増えていきます
そのうえで
「なんでなん?」という気持ちを
大切にして考えることを
妥協しなければ
じきに
数学を考える“脳”が出来上がります
これが大事なのです
彼女は
高校3年生で
見事にその段階に到達しました
学校の授業がわからない、とか
そんなもの
たいした問題ではありません
大切なのは
きっちりと
僕と勉強することです
朝6時から8時まで
塾で勉強して
そこから学校へ行って
また放課後に
塾に来て23時まで自習して帰っていました
この毎日を
しんどいの一言も言わずに
繰り返しました
早朝で
電車がないので
また、夜は遅かったので
お母さんが
送り迎えしました
毎日、本当に
大変だったと思います
彼女は
現役で公立大学の工学部に合格しました
しかも
4年間の学費が無料になり
毎月10万円が支給される
特待生としてです
大阪大学や神戸大学に
合格する力がありましたが
敢えてその選択肢を選びました
ご家庭の経済的な事情です
さて、
向学心溢れる彼女は
英語が話せるようになりたい、と
留学生の寮に入りました
勉強を重ね
交換留学もし
英語も話せるようになりました
以前、
僕が、ドバイで
2週間バカンスしている時に
その子から
「先生、今休みやろ?どこおるん?」
ってLINEがきました
「俺今、ドバイでプール入ってる笑」
「私、今、交換留学でタイおんねん!」
「そーなんや!ドバイ、遊びにおいでよ!」
「そんなお金ないわ~、連れてって!」
「そのうち一緒に行こうか!」
という会話を
ドバイとタイで
したこともありました笑
他には
「先生、彼氏と香川に遊びに行くから
おいしい店教えて!」
とLINEがきたので
「ええで!先に連絡いれとくわ!」
と、いきつけの店を予約しておきました。
もう、僕が
何年も通っている店だったので
「マスター、
僕の生徒が行くので
僕があとで払うから
好きなだけ
飲み食いさせてあげてください!」
と、伝えておきました。
ほんまに
なんぼほどたべんねん!ってぐらい
食べてましたね笑
かわいい奴です笑
そんな、かわいい生徒が
またひとつ
夢を叶えたわけです
嬉しいですね、本当に!!!!
数学が苦手だった彼女が
僕が教えはじめて
定期テストで
クラスの上位をとり続けて
「友達から数学の質問をされるねん!」って
得意げに言っていた彼女の笑顔を
今でも忘れません
その子のお母さんが
障害を抱えておられていて
そのお母さんの行く末が
心配で
涙を流していることもありました
ご家庭が
いろんな事情を抱えていて
塾の授業料を払えない
塾を続けていけないかもしれない、
「でも、私、大久保先生の授業受けたいねん」
って
涙を流して僕に言っていた彼女の顔
本当に忘れられません
もちろん、
なんとか高3の最後まで
授業が受けられるように
大人同士で話し合いました
今の「大久保奨学会」の原型ですね
彼女のことを思い出すと
本当に
きりがありません
僕の方法で数学を学んだ生徒が
大学へ羽ばたいていき
そして
また新たな
夢を叶えて大きくなっていく
塾長として
感無量ですね、本当に
よく頑張りました
彼女から
「先生」って言われるのが
恥ずかしいぐらい
彼女は大きくなりました
彼女は
僕の自慢の生徒です
追伸:
「先生、おいしいもの食べに連れてって!」
だそうです
「どこでも連れてったる!」