塾長の大久保です
僕の授業は
授業の初めに必ず
「チェックテスト」というものを
します
これは
高1生の数Ⅲの授業の
チェックテストです
表面的には
前回の授業の内容を
ちゃんと理解しているかを計るための
試験です
具体的には
前回の授業で解説した問題を
数字そのままで出題します
そして答えだけ出させるのではなく
必ず記述までさせます
丸暗記ではなく
本当に理解して解いているかを
確認するためです
そのチェックテストが
満点でなければ
その日の授業は行いません
授業を行わない理由は
2つあります
理由のひとつ目は
数学は積み重ねの学問です
前回の内容を使って
授業をすることが多いため
前回の授業の内容に
理解の甘さ、運用の甘さがあると
それを使っての授業が理解できません
そんな状態で授業を受けても
意味がありません
理由の二つ目は
勉強は努力の連続でしか
出来るようになりません
したがって
たかだか2時間の授業内容を
1週間かけて習得できないような
努力量など
それは、
あるべき態度とする勉強量とは
いえないからです
すべきことをしていないのに
授業を受けるなんて
これも意味がありません
もちろん
ご家庭の事情、体調不良、など
何か特別な理由があって
勉強ができなかったとしたら
それはもちろん考慮します
しかし
部活が忙しかった、とか
学校行事があった、とか
理由にはなりません
理由にならない根拠は
大学に落ちたときに
それを理由にして
「これで落ちたならしょうがない」と
ならないからです
大学受験の合格に向かって
勉強をしているならば
大学に落ちたときの理由で
納得できない理由で
普段の勉強をおろそかにしていいわけが
ないのです
そして
子供が少しでも成長するためにと
親は子供を自信塾に入れました
かわいい子供のために、と親は
安くない授業料をつくるためにと
お仕事をがんばっておられます
それなのに
その子供が
2時間の授業を理解するための努力を
怠っていいわけがないのです
その
親の愛情
その上での
自分のあるべき姿
それを心から理解できる
それを考えることのできる人間に
なってほしいのです
気が付いてほしいのですが
チェックテストをする意義は
前回の授業の
理解度を計ることもそうですが
それ以上に
生徒の勉強に対する意識をあげる
自分のあるべき姿を考えさせることも
あるのです
数学が出来るようになる
もっといえば
勉強ができるようになるためには
勉強を教えているだけでは
いけないのです
勉強に対する意識を
勉強に対する心構えを
一人の人間として
未来の自分に対する覚悟を
育てなければ
いくら勉強をしても
いくら授業をしても
頭打ちが来ます
そこが最も大切なのです
ただの数学のテストのように見える
チェックテストですが
僕が考えている
チェックテストに込めた意義は
けして
それだけではないのです