塾長の大久保です
ある生徒の
合格体験記を載せます
数学を学ぶ楽しさを知り
その楽しさを伝えたいと
数学の教師を目指し
見事
奈良教育大学
教育学部数学科に
合格しました
この生徒です
彼女は
教育学部数学科へ進学しますが
けして
数学のセンスに
溢れているわけでもなく
数学が天才的にできるわけでも
ありません
でも
彼女は
すべきことを
すべきときにできるという
「努力をする強さ」を
勉強を通じて
手にすることができました
何度も何度も諦めずに
努力する強さを持っています
合格体験記の中にも出てきますが
これが
彼女の実際のテキストです
何度も何度も練習をしているのが
わかります
努力をする大切さ
努力をするすばらしさ
努力をした後に待っているもの
これら全てを
彼女は
自らの経験を通して
知っています
そんな彼女だからこそ
素晴らしい数学教師になる
可能性を秘めていると
僕は思います
少々長い文章ですが
彼女の想いが詰まった
エネルギーに満ち溢れた
文章です
ぜひ
ご覧ください
私はこの春から
奈良教育大学の数学科に
進学することが決まりました。
私が初めて大久保先生の授業を受けたのは
高校2年生の7月でした。
その頃の私は
定期考査の一週間前になったら
問題集のテスト範囲のページを解いて
その解き方を丸暗記してテストに挑むような
「定期考査のための勉強」だけをしていて、
学校の授業を受けて
分からないことがあっても
テスト前に何とかしようと後回しにして、
結局は後回しにしたことも忘れて
テストに挑んだ事もありました。
心のどこかで
そろそろ勉強しないといけないなと
思っても、
まだ高校2年生だし、
周りも勉強していないし、
そもそも何をしたらいいのかも
分からないというような状態でした。
そんな時
大久保先生に定期考査のテスト結果を見てもらい、
「これは何とかしないといけない!」
ということになり
数学を大久保先生に
担当していただくことになりました。
その時、大久保先生が
「高2の夏休み前でほんまに良かった!
今やったらまだ間に合うから、
俺はめちゃくちゃ厳しいけど
絶対成績上げたるからついておいで!」と
言ってくださいました。
「大久保先生の
その言葉を信じて頑張ろう!」と
私は心に決め
私の受験勉強はスタートしました。
それから
大久保先生の授業が始まりました。
定期考査で全く解けていなかった
数Ⅲの微分積分の内容を
以前まで私がしていたように
がむしゃらに公式を
丸暗記するのではなく、
なぜそうなるのか、
なぜこの公式が成り立つのか
というところまでとても丁寧に
授業してもらいました。
「次の定期考査で100点を取ろう!」と
2人で目標を掲げ
その目標のために
大久保先生が私のためだけに
作ってくださった数学のプリントを
何度も何度も練習しました。
その結果は、
努力が見事に実りました。
大久保先生に担当してもらってから
初めての定期考査の試験中、
どの問題を見ても
「大久保先生の授業で教えてもらった問題だ!」
「プリントで何回も練習した問題だ!」と
スラスラ解く事が出来ました。
試験時間中に感じた
そのときの感動と嬉しさは
今でも忘れません。
そして結果は、
前回の点数56点から42点も上がり
なんと98点でした。
「頑張ったら自分でも出来るんだ!」
「頑張って良かった!」と
自信を持つことができ、
「もっと勉強をしたい!」
「次こそ100点が取りたい!」と
定期考査で努力して結果が出たことで
ますます勉強に対するやる気が出ました。
そして私は
「数学の先生になりたい!」
「大久保先生のようになりたい!」と思い、
その思いが夢となり目標となりました。
そして、夢を叶えるために
さらに一層、努力をしました。
その後も
定期考査では安定して9割が
取れるようになり、
大久保先生との授業も
学校の先取り学習を終え
受験勉強へとシフトしていきました。
受験勉強にシフトしてからは
大久保先生がオリジナルで
作ってくださった
単元別のプリント「プロローグ」を
中心に授業が進みました。
そのプリントを
調べることをせずに
事前に予習してから授業を受け、
理解してからその後
復習をするのですが、
予習の段階では
解くことが出来ない問題が多く
落ち込むことも多々ありました
その度に、いつも
大久保先生は
「解けないことはダメなことじゃない。
そのために俺の授業があるんやから!
授業でいっぱい学んだらいいねん」と
言ってくださりました。
その度に定期考査の経験を思い出し、
初めは出来なかったけど
大久保先生の授業を受けて
何度も練習したら
できるようになったんだから大丈夫!
と前向きな気持ちになることが出来ました。
私は
問題を見るだけで
すぐに解き方が頭に浮かぶぐらい
何度も何度もプリントの問題を練習しました。
私の「プロローグ」プリントには
解いた日付けと解けたか解けなかったかを記す
○、×を書いています。
よく間違える問題は何度も練習して
プリントに余白が無くなるぐらい
日付けと○、×で埋め尽くされていました。
この
頑張った証が詰まった
「プロローグ」のプリントは
私の宝物です。
その後
模試の成績も良くなり、
どんどん数学が好きになりました。
数学が好きで、
つい数学ばかり勉強していた時期も
ありましたが、
高校3年生の夏前から
他教科にも均等に
時間をかけるように心がけました。
自信塾では
数学の他に英語と化学を
教えていただいていました。
英語は元々苦手意識があったのですが
自信塾で長文に出てきやすい単語を
たくさん教えて頂いたり、
長文の読み方や長文を読むための文法を
1から説明してもらって
長文が読めるようになり、
苦手意識が無くなって
自ら進んで英語の勉強をするように
なりました。
化学は、私が正確に理解しているのではなく
「何となく知ってる」というような
状態だったので、
担当の山崎先生が作ってくださった
オリジナルのプリントで
1から全て説明してもらって
参考書がぼろぼろになるまで
何度も何度も練習しました。
その結果、
化学の理解度が上がり、
化学が好きになりました。
その他の科目も
試験が近づくにつれて
目標の点数に届く頻度が
多くなっていきました。
それでも
ケアレスミスや問題の読み間違いなどで
共通テストの1週間前になっても
なかなか目標点に届かない科目もあり、
夜も眠れないほど悩んでいました。
でも、
大久保先生や担当の先生、事務の方など
たくさんの方々に相談にのっていただいたり、
アドバイスをもらったりして
試験の日ギリギリまで諦めず
前向きに勉強に取り組むことが出来ました。
そして共通テストの前日
不安でいっぱいだった私に
大久保先生は
「大学入試の試験は
これまでの努力を発揮できる
最高のチャンスやから楽しんでき!」と
言って塾から送り出してくれました。
共通テストの試験会場が
自宅から遠かったので
試験会場の近くのホテルに泊まりました。
前日は寝るギリギリまで、
当日は出発のギリギリまで
最終チェックをすることが出来、
リラックスした状態で会場に向かうことが出来ました。
でも、
試験会場に着いた瞬間、
会場の張り詰めた空気に
とても緊張してしまったので、
「これまでこんなに頑張ったから大丈夫!
今までしたことを発揮するだけ!」と
自分に言い聞かせました。
1日目は文系科目で
思うように解けなかった科目もあったのですが、
大きな失敗もなく終えることが出来ました。
2日目は私の得意科目の数学から始まり、
理系科目で少しでも点数を稼ぎたいと
思っていたので
1日目以上に緊張してしまいました。
数学ⅠAが終わり、数学ⅡBも終わり、
解答用紙の回収のときに
他の子の答案用紙と自分の答案用紙が
明らか違うことに気づきました。
数学ⅡBでは
大問3,4,5のうちから
2題選ぶ選択問題があり、
私は大問4,5を選択し解きました。
でも
私が実際に答案用紙にマークしていたのは
大問3,4の解答用紙でした。
その瞬間頭が真っ白になり、
試験会場で涙が止まらなくなってしまいました。
そのことを大久保先生にすぐにLINEすると、
大久保先生は
直接電話で聞いてくださりました。
私は泣きながら
「大久保先生、私、、終わった、、、」と
伝えました。
すると大久保先生は
明るくこうおっしゃってくれました
「まだなんも終わってないし、勝手に終わらせんといて!
数学のことは全部忘れて
次の化学と生物で引きずったらあかんで?
まだ何も終わってないから大丈夫!」と
結局、数学はマークミスで
40点落としてしまったのですが、
大久保先生と話して
気持ちを落ち着かせることができ
化学と生物は引きずらずに全力で
解ききることが出来ました。
あのとき、
大久保先生ともし話せてなかったら、、、
と考えると今でもとても怖くなります。
二次試験の科目は
数学のみでした。
共通テストから二次試験までの期間は
マークミスをしたにも関わらず
自分が目指していた教育大の数学科に
A判定で出願できたことに感謝し、
そのチャンスが無駄にならないように
大久保先生が作ってくださった
志望校別の予想問題のプリントを
何度も解き直し練習しました。
その期間に
記述の書き方や
問題の取捨選択の仕方など
二次試験に必要なことを
教えていただきました。
倍率が4.6倍だったこともあり、
二次試験前日まで
授業で扱った約100問の志望校別の問題を
全て解けるように何度も練習し、
とにかく出来ることを全力でやりきり、
当日を迎えました。
国立二次試験当日、
試験当日に解くために
大久保先生が作ってくださったプリントを解いてから、
今まで何度も練習したプリントを見返し、
「こんなに頑張ったから大丈夫だ」と
気持ちを落ち着かせ会場に向かいました。
駅から学校までバスだったのですが、
そのバスに
同じ大学を受験する人がたくさん乗っていて、
共通テストとは違い
「直接戦わなければいけないライバル」を初めて目にし、
一気に緊張し不安になってしまいました。
緊張してすぐに頭が真っ白になってしまう
私のことを気遣って、
大久保先生はLINEで
たくさん楽しい話をしてくださって
私の緊張を解してくださりました。
いざ試験が始まると、
問題の傾向が変わっていることに
焦ってしまい
頭が真っ白になってしまいました。
「焦ったときはペンを一旦置いて
深呼吸するんやで、
わかる問題だけを
確実に解いたらそれでいい」と
大久保先生のその言葉を思い出し、
自分が試験時間の中で出来ることは
全てやりきりました。
でも、試験が終わると、
分からない問題があって
今までの練習通りに解くことが
出来なかった悔しさから
なかなか教室を出ることが出来ませんでした。
周りの受験生がとても賢く見えて、
「めちゃくちゃ解けた!
これやったら2次で巻き返せる!」
というような言葉ばかりが耳に入ってきて
共通テストも40点を落として、
二次試験でもやらかしてしまった、
「なんで自分は
大事な時にやらかしてしまうんだろう」と
自分のことを責めてしまいました。
大久保先生に
そのことを伝えると、
「簡単やったとか言ってても
その人が本当に正解してるかどうかなんか
実際は分からないし、
まだ結果も出てないから大丈夫!
でも気持ち的に
後期試験の勉強をしていた方が
落ち着くと思うから来週から始めようか!」と
後期までにするべきことを教えていただきました。
1度は落ち込んだ私でしたが、
「自分は数学の先生になりたいんだ!」
「夢を叶えるんだ!」と
また前を向き後期に向けて勉強を始めました。
そして前期の合格発表の日、
「落ちてるかな」
「番号あるかな」と
とても不安な気持ちで
大学のホームページを開きました。
すると、
学科ごとに合格の番号が書かれており
私が受けた「中等数学科」
その文字の下に
私の番号があったのです
その瞬間、
時間が止まったような気がして
涙があふれました
今までの努力が
全て報われ夢に1歩近づいた
最高の瞬間でした。
あの時の感情は今でも忘れられず、
これから先もそう簡単には
味わうことが出来ないだろうな、と
思えるほどの喜びでした。
悩み事も多く、
すぐに不安になって
自分を責めてしまう私の性格を理解し、
たくさん相談に乗ってくださった先生方、
事務の方々本当にありがとうございました。
そしてなにより
「数学の先生になりたい」という夢を
私が見つけられたのは
大久保先生のおかげです
合格の最後まで
サポートしてくださり、
私が困った時や失敗してしまった時
いつも明るく励ましてくださった大久保先生、
本当にありがとうございました。
私は自信塾が大好きです。
先生方や事務の方が
いつも気にかけて話しかけてくださるところ、
塾の雰囲気、
全てが大好きです。
その大好きな自信塾で努力をして
数学の先生になりたいという夢に
一歩近づけたことを
私は誇りに思います。
この大学受験を通して得た自信や経験は
これからの人生においても
貴重なものになると
私は強く思います。
これからも
夢に向かって頑張っていきます。
本当にありがとうございました。