塾長の大久保です
大学生のときですが
経済学部の友達から
毎週のように
数学の質問を受けて
答えていました
質問は
数Ⅲの内容から始まり
数学科の
教養課程や専門の緒論レベルの
内容の質問を受けていました
「お前らが困ってるってことは
経済学部の学生
みんな困ってるんじゃないの?」
という話になりまして
いつもの僕のおせっかいで
「いっそ、皆に教えたい!」と思い、
お世話になっていた
経済学部の先生に話をしました
すると
「大久保君、ぜひぜひ!!!」と
おっしゃってくれまして、
週に1度、大教室を使って
経済学部の学生に
数学の授業をしていました
さてさて、
なぜ僕が数学を
経済学部の学生に教えることに
なったかというと
それは
経済学部の学生が
数学が出来ないのではなく
入試のシステムが
よくないと思うのです
日本では
経済学部の入試が文系扱いです。
なので
(国立大学は共通テストで
必ず数学が課されていますので
数学から逃れられませんが)
例えば、私大の経済学部では
数学を選択しなくても
英語、国語、社会、で
入学できます
つまり、中には
対数の計算を
知らない高校生でも
一部の私大であれば
経済学部に入学できることに
なっています
しかし、
社会や人との関わりにおける「変化量」を
扱う「経済」を学ぶ上で
数学を使わないわけは
ないのです
入学生が
シラバスを見て
数学の授業が必須になっていることに
「え?!」となるのも
無理はありません
もっと言えば
入試で数学が課されている場合でも
その試験範囲は
「数学ⅠAⅡB」です
学習指導要領では
数学ⅠAⅡBにおける微積分では
微分は4次関数
積分は3次関数
までの整関数しか扱いません
しかし、
先ほど申し上げた「変化量」を
扱う上で
整関数で全てを
分析できるわけもなく
つまり
数学Ⅲ(特に、微積分)も、
もちろん使うことになります
ですから
たとえ数学が課されている
国立大学の経済学部生でも
数学に行き詰るように
できているのです
一橋大学は
文系の大学ですが
後期試験の数学で
数学Ⅲの問題が選択できるのは
理にかなっているわけです
関西学院大学経済学部のHPに
こんなページを見つけました
経済学部に入学を志望する皆さんへ | 関西学院大学 経済学部/経済学研究科 (kwansei.ac.jp)
僕が言うのもなんですが
おっしゃる通りです!!!
これ、
経済学部を目指す
受験生全員に見てもらいたいものです
経済学部、経営学部、商学部、
を目指す皆さんは
数学と親友になってもらいたいと
心から思います
自信塾では
国立大学経済学部に合格した生徒には
希望があれば
数学Ⅲの内容を理解してもらって
大学へ入学してもらいます
もちろん、今年も
今週から
経済学部へ入学する生徒へ
数学Ⅲの授業を行います
受験生の時のように
全力で勉強する必要は
ありませんが
経済学部へ進学する生徒には
せめて
数Ⅲの微積分の計算や
極限の計算などは
出来るようになって大学生に
なってもらいたいと
心から思います
国立大学の経済学部は
いっそのこと理系扱いにして
数Ⅲまで課してあげれば
いいのに・・・・