塾長

大人が見極めなければいけないこと

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塾長の大久保です

 

 

 

先日、

入塾の面談を

させていただいた保護者の方が

こんなことを

おっしゃっていました

 

 

 

「すぐに成績を上げる」とか

「集中が続かないから

2時間の内容を30分で教える」とか

「うちなら絶対に阪大に入れる」とか

そういうことを

他の塾で言われましたが

自信塾はどうですか?

と。

そういう言葉を

期待されて

言っておられるご様子。

 

 

 

 

こういうの、

じつは

昔からよくあるんですよね

 

 

 

 

うちは

そんな安っぽい塾では

ありません。

 

 

 

 

他の塾って

営業マンみたいなのが居て

(その営業マンが

勉強のことを

分かっているのかいないのかは

僕にはわからないけど)

平気で、無責任なことを

保護者と生徒に口にして

その場でその気にさせて

入塾させようとするパターン

 

 

 

僕は

そのお母さんに言いました

「お母さんは、

子供に何を望んでいますか?

①定期テストの点数だけがあがる

②定期テストも模擬試験も成績があがる

③定期テストも模擬試験も成績があがって

努力する大切さもわかるようになる」

 

 

 

お母さんは

「もちろん、③ですね」

と、お答えになりました

 

 

 

僕は聞きました

「他の塾で言われたような

簡単に点数があがる

そんな付け焼刃な勉強をして

たとえ瞬間的に

テストの点数が上がったとしても

それは、お母さんの望む③を

目標にした勉強になりますか?

子供にそんな経験を

させたいのですか?」

 

 

 

 

お母さん

「本当ですね・・・」

 

 

 

 

本当に大切なことは

子供が一生懸命になること

そのために

大人がすべきことは

子供のスケジュールを管理するとか

過干渉になるのではなく

子供が一生懸命になれるような

環境を整えてあげること

「本当に大切なことは何か」を

保護者がしっかり見極めて

そのための教育を

受けさせること

 

 

 

 

これに尽きると思います

 

 

 

たしかに

簡単に点数が上がる方法は

あります

でもそれは

「瞬間的に」そのテストの

点数があがるだけで

子供には

知識や考え方の蓄積は

一切見込めません

 

 

そして

しっかり努力をして

得られる点数ではないので

そこに

自己肯定感を育む要素は

何もありません

 

 

 

そんな方法で

点数をとらせて

子供にとって

何の益があるのでしょう

親なら

わかるはずです

それだけなら

いかに無意味であることを

 

 

 

「推薦入試を狙っているので

定期テストがとれればいいんです」

という人が時々いますが

確かに

定期テストの点数が

通知表の評定に影響しますから

お気持ちはわからなくもない

 

 

 

でもね

定期テストがとれるだけの

そんな付け焼刃な

勉強の仕方しか知らずに

大学へ行ってしまったら

それこそ

大学での学習に支障をきたすことは

言うまでもありません

 

 

 

 

大学での勉強は

そんなに甘くないのです

 

 

 

大声で問いたい

 

 

 

定期テストの点数だけを

上げたい、と言っている方々

定期テストの点数を上げるだけで

本当にそれでいいのですか?

 

 

 

推薦入試を狙う方々

評定平均値を上げるために

定期テストの点数をあげなければ

いけないのはわかるのですが

最終目標は、何ですか?

大学合格なのですか?

それのためだけの

勉強をしていて

大学へ合格できても

大学で

いざ授業が始まったときに

何の蓄積もない状態で

単位をとれるとお思いですか?

 

 

 

 

勉強することについて

「何が大切なのか」を

保護者自身が

しっかり見極めて

子供に教育を受けさせないと

結局どこかのタイミングで

子供の学習活動は

破綻してしまいます

 

 

 

何が大切なことなのか

ご自分の子供に

どんな大人になってもらいたいのか

そのためには

どんな学習活動を

させなければいけないのか

 

 

 

しっかり考えて

そのうえで子供にとって

どこの塾が

どこの学校が

ふさわしいのか

決めて欲しいと思います

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