塾長の大久保です
先日、
元生徒の保護者に
お食事に誘われました
いつも
本当にありがとうございます
その生徒は
不登校の生徒でしたが
自信塾で4年の時間を経て
国立大学の医学部に
合格しました
ご両親は
部屋から出てこない息子に
どうしようもなくなり
紹介を経て
僕にお話に来てくださったのが
始まりでした
全てを語るのは
またの機会にしますが
部屋に閉じこもる彼
何も答えない彼の
部屋の外から
週に2回
一方的に僕が
彼に語りかけることから
始まりました
人生は
自分の決意1つで
変えられることを
何度も何度も
ドアの向こうのKへ
1か月後
ドアが少し開きました
一緒にゲームをして
そのあと
少しだけ
一緒に数学をして
数か月後
ゲームを一緒にする時間は
全て勉強をする時間に
なりました
彼との
3時間の授業は
1時間の授業と
2時間の問題練習となりました
「2時間も練習?」
と思いました?
そうです
不登校になり
自信を無くしている彼には
「習ったことを自分で使える」という
経験をさせることが
最も大切なのです
ご理解のある保護者の方です
全て僕に任せてくれました
彼は
新しいことを習い
それを
しっかり自習することで
習得し
数学的素養と
自己肯定感を
育んでいきました
はじめの1年で
数学ⅠAⅡBの基本を
次の1年で
数学ⅠAⅡBの応用と
数Ⅲの基本を
次の1年で
数Ⅲの応用を
最後の1年で
数学ⅠAⅡBⅢの
国立2次試験レベルの問題を
一緒に学びました
彼は
最後まで悩んでいました
医学部へ進学し
医者になるのか
教育学部へ進学し
数学教育者になるのか
ご実家の家業を継ぐべく
彼は医学部へ進学しました
さて
保護者の方は
合格し大学生になった今でも
僕に大変ご丁寧に
お付き合いしてくださります
今回、
お会いさせてもらい
お食事をさせてもらい
お話をさせてもらったのは
お父様から
お話をしたいとお誘いいただいたからです
お父さんは
僕にとっても
大変興味深いお話をしてくださいました
ご両親ともに
国立大学の医学部を出られて
お医者さんをされている経験から
息子を医者にするべく
勉強に明け暮れるスケジュールを組んで
勉強をさせていた
Kは
小学生の頃は
言われるがままに勉強をし
全国でも有数の私立中学へ入学した
しかし
彼に自我が芽生え始めるあたりから
彼は
学校へ行かなくなった
それでも
ご両親は
育て方を変えなかった
彼は
学校へ行かなくなった
毎日、ゲームをし
ご両親と
顔も合わさなくなった
なのに
僕が接し始めてから
彼は変わった
これはなぜなのか
お父さんとお母さんは
考えたそうです
ここからは
お父さんの言葉です
私たちは
Kを無理矢理
勉強に向き合わせていた
先生(僕)は
Kを自ら
勉強に向き合えるよう
待ってくれて寄り添ってくれて
自分から勉強に向き合うように
してくださった
だから
Kはやらされているのではなく
先生を信頼して
Kは自ら勉強に向き合うことができた
僕は
お父さんから聞きながら
嬉しくて涙が出ましたね
彼が
変わったことと
夢を叶えたことに
改めて
嬉しくなりました
そうなんです
大事なことは
子供に
無理矢理勉強を
させることではなく
子供が自分から
勉強に向き合えるように
してあげること
僕の生徒が
次々に
数学が出来るようになるのは
特別な方法で教えているわけではなく
生徒が
自分で心から
勉強や未来に向き合うように
心がけているからなんです
これが
僕の教育方法です
60を超える人生の大先輩に
40歳の僕の教育方法や
教育方針を
ご理解いただけて
頭を深々と下げられたとき
心から嬉しくて
感謝の気持ちになり
涙が出ましたね
僕も
お父さんも
お母さんも
号泣笑
いい時間でした
少し話は
変わりますが
大阪星光学院高校の生徒を
毎年教えています
今、
高2の学年は
授業の進行スピードが
これまでにないぐらい
遅いです
一つ下の学年が
追いついてしまいました
それぐらい
ゆっくりなのです
しかしです
スピードが遅いその学年が
模試の成績が
だんとつに良いのです
授業のスピードを落とし
宿題の量を減らした結果
自分の自由な時間が増えて
生徒達が
自ら勉強に向き合いはじめたのです
嫌々やらされている勉強から
自ら勉強と向き合い
やりたい勉強をするように
なったのです
正解だと思います
大切なことは
子供が
やらされていると思っているのではなく
自ら勉強に向き合えるのか
やりたくてやっていると
思っていること
これに尽きます
【追記】
この文章を読んでくださった方から
たくさんお問い合わせを
いただきました
ありがとうございます
この生徒が成功したのは
いろんな条件がうまく合わさったから
なのですが
何より一番の条件として
保護者が
「子供の可能性を信じて
したいようにさせたから」が
挙げられると思います
これは
いろんな意味で本当に大変です
最たる難しさは
「我慢」だと思います
しかし
保護者のお考えが
子供の一歩一歩を
支えたのだと思います
僕がしたのは
その一歩一歩の歩み方を
横で
「せーの!」って言ってあげた
それだけのことなんです
お父さんも
お母さんも
何度も僕の前で
涙されました
我慢の連続、でした
保護者が
そのご覚悟が
出来るのかどうか
そこに尽きると思います
どうか
そのことを
よくお考えになってから
ご連絡いただければと
思います
子供の人生の流れを
大きく変える、
極めて大きな戦いになることです
僕も本気にならないといけない
だからこそ
全員を受け入れるわけには
いかないのです
どうか、わかってください