塾長の大久保です
他人の苦しみや悲しみ、寂しさ
これを全て理解することは
出来ません
しかし
苦しみや悲しみ、寂しさを
経験した人は
他人のそれを全て理解できなくとも
その人の心を想像し
慈しみの気持ちを持って
その人に「寄り添う」ことが
できる
僕はそう思います
自信塾に
とある生徒がいます
保健室の先生になって
多くの子供の力になりたい
多くの子供を救いたい
それを夢見て
毎日勉強に励んでいます
入塾の面談で知ったのですが
彼女が
自信塾にたどり着くまでには
紆余曲折がありました
いろんなことがあったけど
彼女は
自分の夢に向かって
人生をもう一度
立て直そうとしています
もちろん
人生を立て直すのは
そう簡単ではありません
しかし、
入塾の面談での
彼女のまっすぐな目を見て
彼女の本気を感じました
彼女は今、
人生を立て直すために
人生の「荒波」を
乗り越えようとしていますが
彼女はけして
自分の「人生」
自分の「決断」から
逃げようとしません
辛いはずなのです
涙があふれるほど
心が乱れるほど
苦しいはずなのです
それでも彼女は
「自分の人生」に責任を持ち
逃げることなく
辞めることなく
真正面から立ち向かっています
だから僕は思います
彼女は
多くの生徒に
「寄り添う」ことのできる人間に
なれると
今の辛く厳しい毎日の戦いが
彼女の人間としての
視野を広げ
彼女の人間としての
大きさを広げるのです
そして何より
彼女が
悩み苦しみ辛い経験をすればするほど
いつか
彼女に悩みを打ち明ける生徒に
慈しみを持ち、優しい気持ちで
「寄り添う」ことができるのです
彼女は
優しい気持ちを持って
生徒に寄り添い
温かく包み込めるのです
その優しさこそ
保健室の先生のとって
もっとも必要な資質だと
僕は思います
彼女に言いました
「今の努力や苦しみは
いつか全てあなたの魅力にかわるから
だから、そのまま努力を続けなさい」と
彼女はいつも
大粒の涙を流して
僕の話を聞いてくれます
彼女が流す涙の
その一粒一粒が
将来、いつの日か
彼女が夢を叶えたとき
多くの子供たちの
喜び、希望、安心、生きる力、に
なると僕は思います
そして彼女が
人生の立て直しをすることは
一人ではできません
彼女の
その人生の選択に
深い理解と応援をしているのが
保護者の方です
頑張る彼女に
けして
多くを与えることをせず
でも
全力で応援をするお母さん
彼女の人生に
寄り添っておられるわけですが
親として
いろんな悩み、葛藤、不安、心配が
あったと思うのです
辛く苦しむ彼女を見て
よっぽど「助けてあげたい」と
思うこともあると思うのです
でも
彼女が、自分の人生に
しっかり対峙できるように
お母さんも、
「あなたの人生なのだから
しっかり頑張りなさい」と
腹をくくっておられるのです
全ては
彼女のためにです
大変、ご立派だと
僕は思います
保護者の方からのLINEです
(承諾を得て掲載しております)
逃げることは簡単です
ごまかすことも簡単です
自分をだまして
誰かのせいにして生きることも
簡単です
そうやって
不毛な人生をおくる人間は
決して少なくありません
でも
彼女、彼女の保護者は
それが全く意味がないことを
もうすでに知っています
辛く厳しい日々ですが
その
急斜面を登った人間にしか
見えない景色があるのです
僕は
彼女がその景色を見ることを
信じています
人生を変えるには
努力しかない
そして
その努力や苦しみがあるからこそ
人間としての視野の広さや
人間への優しさを
手にすることができる
彼女がいつの日か
「先生もさ~、、、」って
彼女が彼女の言葉で
子供たちに人生を語るときが来ると
信じています
自分の人生に対して
けして逃げることなく
真正面から戦い続ける彼女を
僕は全力で応援しています