塾長

受験生と保護者の方々へ 合格体験記2021③  府立茨木高校3年

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塾長の大久保です

 

 

獣医学部に合格した生徒と

その保護者さんの合格体験記を

掲載させてもらいます

 

必ずや

受験生や保護者さんの

お力になると信じています

 

 

生徒の合格体験記から

 

合格体験記を書くにあたり、合格発表から数日経った今こうして紙に向かっている訳ですが、思い返すと自信塾に入塾したときから随分成長したと感じます。

 

当時の私は、理系にもかかわらず数学と化学は定期テストで欠点を連発、英語も平均点に乗るか乗らないかといった成績で、とても国立大学をましてや獣医学部を目指す人間とは思えませんでした。しかも高校に入学してからずっと、「三年になったらきっと成績は伸びるだろう」、とか、校内模試の結果が返ってきても「数学と英語はできなかったけど、得意科目の国語が良かったから大学受験は大丈夫」と、今思うと怖いぐらいに、自分の成績に楽観的でした。

 

それでは流石にまずいと少しずつ感じ始め、自信塾に入りました。習い事もいくつかしていて忙しかったので、授業数は週に数学と化学の授業を一回ずつ受けることにしました(長期休みの間は増やしました)。自信塾の授業を受けることで、勉強や人生に対する考え方が変わりました。勉強に対する意識がかわることで勉強の習慣が身につきました。これは私にとって非常に大きな進歩で、家でほとんど勉強していなかった私が高2の12月頃からは一日10時間勉強する事を目標にし始めたのです。

 

自信塾の北千里校の自習室というものはよく出来ていて、行くと必ず誰かが勉強しています。塾にはいろんな学年の方が通っていましたので、同じ受験生かもしれませんし、他の学年の生徒かもしれません。しかし、誰かが横で勉強していることで自分も怠けられないという意識が起こり、不思議と集中できました。あるいは、隣の人より長く勉強してやろうという自分の中で密かな対抗意識が芽生え、朝早く塾の自習室に来たり夜遅くまで残ったり。そうしているうちに1日10時間勉強の目標も達成できる日がどんどん増えました。これは、自分の力だけでは達成できなかったと思いますので、自信塾へ入ってよかったと思うことの一つです。

 

また、自信塾の良い所は、個別なので先生が自分の得意分野、苦手分野、私の性格まで完璧に把握して授業をして下さるところです。例えば、大久保先生は、国立大の過去問を解くときには「この大問は途中までで良いけど、微分は解けるから完答を目指そう」とアドバイスをしてくれました。数学も化学も最初のうちは全ての範囲が苦手だと思っていたのですが、自分のここが得意、これは苦手、とはっきり分かることで自分でも勉強しやすくなりました。

 

こうして、当初は北海道大学を志望校に掲げて受験勉強をしてきた私ですが、共通テストの結果を見て志望校を変えることになります。北海道大学に出願出来ない訳ではなかったのですが、点数的にかなり高いリスクを冒す必要がありました。迷う私に、大久保先生がこんなことをおっしゃってくれました。
「生物の話をしているときのあなたは凄く楽しそうだから、早く大学に入って好きな事を勉強した方がためになるよ。」と。大久保先生は、私のことを本当によく見て下さっているのだなと、嬉しくて話をしている途中で、涙を流したのを覚えています。私は、その言葉で、北海道大学にこだわるのではなく、より合格する可能性の高い岐阜大学農学部獣医学科に絶対合格しようと決めました。

 

2次試験までの1か月、必死に勉強をしました。じつは2次試験の本番では、去年までと出題傾向が大きく変わり難しくなっていました。試験中、焦る気持ちでいっぱいになりました。そのときに、共通テストの前に大久保先生に言って頂いた言葉を思い出しました。

「私が難しいと思っているなら、みんな難しいと思っているはず」

その言葉を信じて、焦る気持ちを抱えながら、とにかく解答用紙を埋めました。英語では谷田先生が作ってくださった医学系の英単語集を二次試験直前に必死で覚えたことがとても役に立ちました。高校では医療の長文などをよむことはありませんでしたが、二次試験までに谷田先生とそのような文章に重きを置いて読み込んでいました。試験の長文の中の「抗生物質」という単語が読めたとき自信があふれてきました。

 

しかし、合格発表までは非常に不安でした。「やっぱり国立大学の獣医学部は難しいから受かってる訳ない」「いや、私は頑張ったし受かってるはず」その感情が交互に私にうまれていました。
インターネットの合格発表、合格者の番号の中に、自分の受験番号をみつけたときは思わず「嘘だ!!」と言ってしまいました。信じられませんでした。とても嬉しく、同時に、これで今までお世話になった方々に顔向けできるな、と思いました。

 

大久保先生をはじめ、自信塾で教わった先生方には本当に感謝しています。先生方のご指導が無ければ、私は入試本番で数Ⅲの大問を完答することも共通テストの数学で9割、化学で8割取ることも、2次試験の英語の長文を時間内に読むことも出来ませんでしたし、そしてひいては、小学生からの夢である獣医師になるための国立大学の獣医学科に入学することは出来ませんでした。

 

もしこの文章を読んでくださっている受験生の方がいれば、私のこの経験が何か参考になれば幸いです。自分自身と、自信塾の先生方を信じて頑張ってください。
夢は絶対に叶うのだと、今なら胸を張って言えます。

 

 

次に

保護者の方の

合格体験記です

 

 

小学生の頃から獣医になりたいという夢を持っていた娘。
中学生になっても、高校生になってもその獣医になる夢を持ち続け、茨木高校へ進学し、大学受験を意識するようになったとき、夢を実現させるように、獣医学が学べる大学を志しました。ところが、学校の進度も早く、理系志望なのに数学や化学が苦手で思うように成績が伸びず、おまけに本人も、どこか危機感が薄い有様でした。そんな娘の様子に、親の方が危機感を募らせて、いろいろ調べた結果、プロの個別指導が受けられる自信塾を娘に勧めました。
とにかく数学が苦手で、一度解けたはずの問題でも解き方を忘れたり、本人もなぜこんな間違いをしたのか首を捻ったり。国語は得意なのに理系的なセンスがないのかと、文系への転向を勧めたこともありました。

 

そんな娘に対する大久保先生からの評は「(頭の中で問題の解き方が入っている)引き出しを開けまちがえる、でも授業の理解力はある」でした。入塾前のD判定・E判定が並ぶ模試の結果についても「相当の本人の努力が必要だけれど、理解力は十分あるので、国立大の獣医学部の合格は可能。」という言葉をいただきました。けして、軽はずみな言葉で私や娘を安心させるということではなく、面談で、いつまでに何を使ってどこまで成績を引き上げるかの具体的な目標提示をしてくださったこと、また、授業を何度かしてもらっただけの短期間で、娘の人間的性質や学習に対する特徴を的確に掴んでくださったことで心から信頼することができましたので、大学受験は全て自信塾にお任せしようと決めました。

 

勉強に関しては、親のできることは本当に限られています。自分たちの受験生時代の体験も娘に話しましたが、娘にとって役に立ったかどうかは不明です。むしろ、娘の話を聞いていると、大久保先生やその他担当の先生のアドバイスの方が響いていたように思います。結局、親としては勉強のことには関与せず、気持ちが不安定になれば夜遅くまで愚痴や悩みを聞いたり、生活リズムを整えるように声をかけたり、集中力が高まるというレシピでルームスプレーを作ったり、と「娘の気持ちと生活のサポート」に回りました。特に娘はコロナのせいで、高校生活で一番力を入れて準備していた音楽会(ミュージカルを上演する予定で、1年がかりで準備していた)が中止になったり、部活の引退コンサートができなかったり、小学生の頃から続けてきた新体操の最後の試合が無くなったりと、未練を引きずって気持ちを勉強1本に切り替えることができないままだったので、鬱々とした気持ちを私に吐き出せていたらいいと思っていました。

 

勉強の合間に息抜きにスマホを見ていることもあったし、息抜きが長すぎることもありましたが、その一方でいつも英単語帳を持ち歩いて時間があれば開いていたし、夜遅くまで動画を見ていると思えば英語のスピーチを聞いていたり、彼女なりに工夫し努力していたのだと思います。先生方にアドバイスいただいた勉強の仕方、実際の試験問題の解き方などをかなり実践していたようです。
国立大学の2次試験の2日前に、解いた過去問の出来が今ひとつで、「受かる気がしない〜」と叫びながら、ホテルの床を転がり回る姿がありました。どうしたら娘の気持ちが落ち着くかと、親として本当に焦りました。でも、不思議ですが、なぜか、岐阜の田園風景の中を大学に通う娘の姿ははっきりとイメージできたので、心のどこかで「自信塾であれだけ勉強して手応えも感じられるようになっているのだから大丈夫、合格する」、という妙な自信が私にはありました。

 

結局、親として大切なことは、最後は、

「子供の力を信じられるか」

だと思います。
しっかり勉強を教えてもらえる環境を整えてあげて、自信塾でしっかり授業をしてもらったり、自習室で遅くまで勉強していたり、親には見えないところで努力していたり、子供独自の人的/情報ネットワークで勉強方法を掴んでいることもあります。親にとっては、子供のマイナス面ばかり目につくこともありましたが、それは心配のあまり親の目に不必要なフィルターがかかっているのだ、と、合格した今なら思えます。

 

自信塾の皆さんのおかげさまで、念願かなって国立大学の獣医学科に合格することができました。
大久保先生、勉強をはじめいろいろなご指導がなければ、この合格はありえなかったと思います。
本当にありがとうございました。心から感謝しています。

 

 

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