塾長の大久保です
授業をしていて
嬉しくなる時があります
それは生徒が
自分の頭でしっかり考えていることが
わかったときです
解けたか
解けなかったか
そんなことは関係なくて
目の前の問題に対して
自分の頭で
全力で格闘してきたのか
考えに考えて
もがき苦しんできたのか
それが
数学を勉強する上で
最も
大切なことだと思うのです
某旧帝大を目指す
高校三年生の授業のテキストです
正n角形のnを
具体的に、3,4を代入して
絵を描いています
その図形を
何度も何度もなぞって数えることで
その行動から
数える方法に規則性や法則を
見つけようとしているわけです
頭で考えることは大事、
でも
もっともっと大事なことは
自分の手を実際に動かすことなのです
自分の手を動かして
その動かしている中で考えることです
彼は、それでも
予習では解くことが出来ませんでした
でも
予習で解けなかったとしても
必死に手を動かして
ペンを走らせて考えてきたからこそ
授業で考え方を教えたときの感動が
大きいのです
予習は
解けるかどうかではなく
しっかりと考えて来れたかどうかが
大事なのです
そして、
その考えている行動それこそが
実は
数学を考える力や体力に
直結しているのです
解き方を教えてもらうことも大事
でも
自分の力で、考えて考えて
苦しみぬいた先にこそ
その、教えられた“考え方”や“解き方”が
生きると思うのです
数学をするって
そういうことだと思います
この生徒は
必ず、大阪大学に合格すると
思います
もっと言えば
こうやって
問題に真正面から立ち向かって
考えてくる生徒こそ
大学で学問をすべきだと
僕は思います