塾長の大久保です
親が子を想う気持ち。
「こういう気持ちか・・・・」
頭ではわかっている“つもり”でしたが
親になってさらに一層、深く、知りました。
親は子を想うがあまり
口を出してしまいます
愛あるが故に、です
親が正論を言ってきたとき
子は、それが正論であることを
理解できるのですが
それでも、うまく動けないのです
子供ですから。
そんな、うまく動けない自分を
責めてしまう子もいます
これも、親への愛がある故に、です
親も子も、お互い
愛あるが故に、うまくいかない瞬間が
ありますよね
不思議なものですね
愛無き故にうまくいかない、これは
納得しますが
愛あるが故にうまくいかないことも
あるのです
愛があるからとて、うまくいくとは
限らないのです
お母さんたちが言う
「ついつい子供に言ってしまう」
うんうん、わかります
「言ってから後悔します」
うんうん、本当によくわかる、、、
言ってはいけないと
頭でわかっているものの
その場になったら言ってしまうんです・・・
そして
お母さんも自分を責めますね、、、
うんうん、わかります
うんうん、みんなそうですよ。
全部、愛あるが故に、です。
でも思うのは
大人は子供よりも
計算が出来るから
ちょっと先の未来まで見えて
こうしたらいい、ってわかってしまうから
子どもが違うことしようとすると
「こっちの方がいいよ?」って思って
言ってしまうんですよね
わかりますよ、
そのお母さんの気持ち
言いたくもなりますね
でもね
僕ら大人の言うやり方で
子供が全部したら
めっちゃくちゃ効率よく
ゴールまでたどり着くと
思うのですが
子供には
「自分でゴールにたどり着く力」は
全く身につきませんよね
子供に身に着けさせるべきこと、は
自分で自分の人生を
切りひらく力、なのでは
ないでしょうか
そのためには
大人が先導することは
子供のためにならないのです
いや、
そんなこと言われなくてもわかってるよ、
そう思ってる人も
少なくないと思います
でもね
それでも言っちゃうってことは
やっぱり
もう一度聞くべきなんですよ、
言いたくもなるでしょう
でもね、
子供が自分で歩む力をつけるには
その行為は
控えるべきなんです
子供が自分で一歩目を歩き出すまで
じっくり待つ
子供が自分の考えで歩き始めて
失敗するまでじっと待つ
そして
失敗しても
すぐに助けない
自分の頭でしっかり考えさせて
何がいけなかったのか
この失敗を
これからどう生かすのか
これを促すのです
親がすべきことは、この「促す」です
そのとき、困っていれば
初めて、一緒に考えてあげるのです
僕が、
授業でたくさんの問題を解かせるのは
同じ理由です
たくさん間違えさせて
何がいけなかったのか
どう活かしていくのかを
一緒に考えてあげるのです
そうすれば子供たちは
問題を解くことを恐れなくなる
そして
解ける問題が増えていくことを実感できる
のです
だから
問題を沢山解かせます
そして
問題を解かせるときに
必ず言う言葉があります
「間違ってもいいから
自分の思うように全力で解いてみ?」
です。
僕の数学教育の
根幹のひとつです。
間違うことから学べばいいのです
そのためには
自分の思うように全力で
目の前のことにぶつかることが
大切なのです
でないと
入試本番で
全力でぶつかることなどできません
話は戻しますが
子供たちが
いつか自分の人生を自分の力で
切りひらいていくためには
日々、何でもいいから
自分の思うようにぶつけさせて
たくさん失敗させることが
大切なのだと思います
そのために
言ってしまう、
その言葉を
グッとのみこみましょう
そして
子供が失敗したら
「どうしたん、一緒にはなそ?」
これです
一緒に頑張りましょう!