塾長の大久保です
これは特に
進学校の生徒に多いのですが
基礎的な事柄の定着が
できていないにもかかわらず
難しい問題ばかりに手を出し
その問題にしか通用しない解法を
頭に入れることばかりに専念し
結局、ふたを開けてみたら
数学の力が全くついていない
もっと
簡単に言えば
学校で難しい問題を
しているにもかかわらず
それより簡単なはずの
模試の問題が解けない、などです
そんな高校生は
少なくありません
どこかで書きましたが
基礎的な事柄の定着が
出来ていなければ
いくら難しい問題を経験しても
それはまるで
大けがに絆創膏を張っているようなもので
何の成長も、何の解決も
ありません
そんな生徒が
今年も
自信塾に入ってきました
その生徒が通う高校は
高校名は伏せますが
京都大学合格ばかりを考えていて
数学の授業で扱う問題は
京都大学の
出題傾向と出題レベルに即した問題
そればかりでした
そのレベルに応えられないその生徒は
「自分は数学が出来ないのかもしれない」と
心配になり、
お父様のお友達のご紹介で
自信塾に入塾してくれました
僕が見たところ、
数学の素養は十分にありました
数学を考えることの速さもあります
つまり数学の素養は
十分に持っていると思えるのですが
それでも
学校や予備校で
難しい問題ばかり解かされていて
最も大事である、
基本的なことの定着が
出来ていない状況でした
僕が数学を担当し
数Ⅲの微積分を1から
基本を徹底的に教え込みました
基本を教える、ことと
基本的な問題の解法を教える、は
同値ではありません
彼女は
基本的な問題は解けます
でもそれは
“経験的になんとなくこうすれば解ける”
ということを知っているだけで
なぜそのように解くのかという
数学の基礎的なことを
全く理解していない状況でした
それを
全くの1から全て教えて
そして使えるようになるまで徹底的に
練習させました
その彼女は
目覚ましい成長を遂げました
教えていて
様子が全く違います
そして受けた
河合塾の神戸大学オープン模試の成績が
これです
神戸大学の模試で偏差値75です
僕と初めて出会ったときに
極大値の定義が言えなかった子でも
1から基礎を固めて、
すべき練習をしっかりとこなしていけば
数か月後、このような成績を
とることが出来ます
もちろんこの成績は
全て僕が教えたことだけで
取ったわけではありません
だから
僕の手柄だとは
一切思っていません
僕が一番言いたいのは
すべき努力を
すべきタイミングでしさえすれば
どれだけ数学に苦手意識があっても
成績を納めることが出来る、ということ
全ては、努力です。