塾長

中学生から教えてきた彼女がとうとう医学研究者として独り立ちします

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塾長の大久保です

 

 

彼女と出会ったのは

彼女が中学生の時でした

 

 

中高一貫校に通う彼女は

数か月の入院期間があったのもあり

学校の進度に全くついていけず

sin30°の値も言えない、

そんな状態でした

 

 

高校の授業が全く分からない

というか自分が

何がわかっているのか

何がわかっていないのかわからない

そして

わからないところを理解するのに

何をどうすればいいのかもわからない

 

 

わからないことだらけで

一歩も動けない

そんな状態で

僕は彼女と出会いました

 

 

 

初回の授業で

直角三角形を描いて

三角比とは何なのかを

単位円を描いて

三角関数とは何なのかをお話しました

 

 

それが

出会いであり

長いお付き合いのスタートでした

 

 

彼女が偉いのは

僕の言う通り全てやりきったこと

 

厳しい指導に涙を流しながらも

それでも

僕の授業を辞めるとは

一切言わなかったこと

 

 

 

いろんなことがありましたが

初めて出会ってから3年後

 

 

 

国立名古屋大学医学部に合格しました

そして

 

 

 

大学院医学研究科を受験するときも

大学院の入試で英語があり

自信塾で英語を受講してくれました

 

 

 

さすが自信塾の講師です

院試でも対応可能です

 

 

 

医学系の論文の和訳、

そして

彼女の答案の添削の授業を

受講してくれました

 

 

 

彼女は見事に

大阪大学医学部大学院

医学研究科に

合格しました

 

 

 

その彼女が

この春、研究者として就職が決まり

社会人として旅立ちます

 

 

 

僕からすれば

中学生だった子供だったあの子が

いつの間にか

こんなに大人になってしまって

嬉しい反面、

少し切ない気持ちも感じています

嬉しいのですけどね

 

 

もう長いお付き合いになりました

生徒と講師の間ではあるものの

彼女のご家庭とも家族ぐるみの

お付き合いをさせてもらっています

 

 

じつは

僕の父が癌になったときも

僕がコロナに感染し入院するときも

お医者様である彼女のお父さんお母さんには

本当にお世話になってしまいました

 

 

命を救ってもらった

そう言っても過言ではありません

 

 

僕が子育てに悩んだときも

僕が夫婦喧嘩したときも

僕が自分の病に悩んだときも

彼女のお母さんには

たくさんお話を聞いてもらい

人生の先輩としてたくさんアドバイスを

僕に与えてくださって

本当に救われてきた、という思いです

 

 

 

 

その彼女の門出のときです

何かプレゼントをしたいと思い

何がいいのか考えました

 

 

 

こだわったのは

既存のものではなく

世界で一つのもの

 

 

そこで

いつもお世話になっている

とあるブランドの担当に相談させてもらい

とてもいいお話を頂きました

 

 

 

一生使える程の質の高いもので

なおかつ

世界に一つだけのものを

そのブランドで創ることにしました

 

 

 

それが

出来上がってきたので

一緒に受け取りに行くことにしました

 

 

 

 

そうです

BURBERRYの

トレンチコートを

採寸からデザインまで

ボタンの種類や刺繍の種類

もう全てを

オーダーメイドで創ってもらいました

 

 

ちなみに

BURBERRYの

オーダーメイドのコートなんて

僕も持ってません笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一緒に撮りました

 

 

 

彼女のお母さんと3人で

 

 

お母さんと彼女の2人で

 

素敵ですよねこのお写真

 

 

とっても喜んでくれて

僕も本当に嬉しかったです

 

 

採寸までして

彼女にぴったりのコートなのですが

今はまだ新品なこのコートも

彼女が着ていくうちに

サイズだけでなく

いろんな意味で本当に

彼女のモノになっていくことでしょう

 

 

どれだけ時間が経っても

ほつれやシミも

BURBERRYが修繕してくれますが

 

 

そのほつれやシミ、

しわさえも

彼女の歴史となっていくのだと

思います

 

 

そして

研究者としてこれから

いろんなことがあると思うのですが

このコートを見たときには

このコートが新品だった日を

思い出して欲しい

 

 

 

今、彼女が感じている初心を

このコートで思い出して

さらなる一歩を踏み出してくれる機会に

なってくれたら、

僕は心から嬉しいです

 

 

独りよがりになりますが

僕は、

数学を教えるという

この上ないほどの好きな仕事をして

こんな素晴らしい生徒と保護者さんに恵まれ

幸せ者だと思います

 

 

ありがとう!

 

 

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