塾長

立派なお医者さんになった石川君

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塾長の大久保です

 

 

先日、

とあるお医者さんから

塾にメールをいただきました

 

 

 

そのメールにあったお名前を見たときに

すぐに気が付きました

 

 

 

そう、

メールをくれたそのお医者さんは

じつは、

十数年前の僕の生徒です

 

 

 

当時僕は

全国区の大手予備校で

数学の講師をしていたのですが

その予備校の

スーパーレベル医学部コース(だったかな?)の

僕の数学の授業に

彼が座っていました

 

 

 

彼は確か

僕とそんなに歳は

違わなかったと思います

じつは彼は

某有名国立大学を卒業後

システムエンジニアとして

サラリーマンをしていたのですが

医学部に入りたい一心で

その仕事を退職し

予備校に飛び込んだ、と

休憩時間にお話してくれたのを

今でも覚えています

 

 

 

印象でしか記憶がありませんが

非常に綿密に

予習復習をしていたのを

覚えています

 

 

 

「脱サラして医学部を目指すこと」

このことが

どれだけ大きく

どれだけ重く

どれだけ尊いことなのか

 

 

おそらく、

並大抵の努力では無かったと思います

 

 

 

彼は、

その努力もあって

見事に医学部に合格します

 

 

確か、お祝いをしよう!となって

新宿の焼肉屋さんにふたりで行ったのを

今でも鮮明に覚えています

 

 

 

じつは

それから連絡は途絶えていました

でも、

脱サラして勉強をし直した彼が

見事に医学部に合格したことが

嬉しかったし

安心したし

連絡が途絶えてしまっていても

彼なら大丈夫と、思えたので

僕自身も何も思いませんでした

 

 

 

あれから

十数年が経ちました

 

 

 

ここで多くは語れませんが

調べてみたら

彼はもう大変立派なお医者さんになっていました

 

 

 

あの日、

教室で座っていた彼とは

見違えるほど偉くなってしまった彼ですが

画像で見た白衣を着た彼は

あの日、

教室で座っていた彼と同じ

優しい目をした

お医者さんになってくれたこと

安心させてもらえました。

 

 

 

 

そして

もうひとつ言わせてもらいたいのは

 

 

 

医者になるのも大変だったでしょう

医者になってからも

今のお立場になるのも大変だったでしょう

それでも

「大久保、何してるんだろう」

「大久保、元気してるかな」

そう思ってくれたことだけでも

心底嬉しかったわけです

 

 

 

思ってくれただけでなく

こうやって連絡をくれたこと

 

 

 

正直、涙が出る程

嬉しかった

 

 

そして

数学を受験生に教えるという

自分の仕事に対して

改めて

強さと尊さと

そして責任の大きさを

感じました

 

 

 

ありがとう、石川君

連絡をくれて

心から本当に嬉しかったです

 

 

物事には何か理由があるから

きっと

何かの理由があってのことだろうから

これからも

よろしくな石川君

 

 

 

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