塾長

トライ&エラー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

塾長の大久保です

 

 

僕は普段、

積極的に生徒に言っていることがあります

授業内で問題を解かせるときは

特に生徒に言います

 

 

それは

「間違ってもいいから、

思った通り全力で解いてみ?」

です

 

 

 

生徒は、

僕たちの「講義」を通じて

数学的な事柄を得ます

公式や解き方や考え方や・・・

 

 

授業で教えられて

「知っている状態」になりますが

それはただ知っているだけで

「知っている」のと「使える」のは

全く別です

 

 

 

いくら知っていても

実際に問題を解くときに

自力で使えなければ

点数に結びつかないのです

 

 

ですから

知っている、から

実際に使えるようにすることが

大切なのですが

 

 

そのためにはどうすればいいのか

 

 

 

それは

子どもに問題を実際に解かせる、

ことです

 

 

 

実際に自力で問題を解く

そして

間違えたときには

なぜ間違えたのかの分析を

大人が一緒にしてあげる、ことです

 

 

これを繰り返す、

これに尽きます

 

 

なぜ間違えたのかを

一緒に分析する、は

ただ正解か不正解かの

丸付けをするのではありません

 

 

不正解だった場合に

なぜ間違えたのかの原因を

確実に特定することまでします

これは、

大学受験レベルになると

プロにしかできないことです

 

 

そしてもっと言えば

正解していたとしても

本当にその解法がベストなのか

本当に

問題の本質を見抜いて解けているのか

そして

正解していたとしても

論理的に正しい答案を記述できているのか

 

 

ここまでしなければ

意味がありませんが

ここまですれば

多くの生徒は飛躍的な成長を遂げます

 

 

 

話しは少しそれましたが

子どもが問題を解くときに

大人が見ているのですが

最もしてはいけないことがあります

 

 

 

生徒が

間違えそうになったときに

「それじゃまずいんじゃない?」とか

声をかけることです

 

 

 

実際に

「その瞬間に生徒が選択した解き方で

解いてみて、それで間違える」

この経験が大事なのです

 

 

 

そして

「なぜ間違えたのか」これを一緒に分析して

次はそのミスをしないように・・・

という、

「トライ&エラー」の積み重ねが

「使えるようになる」次元に

生徒を導きます

 

 

 

生徒が実際に間違える、

これが大事なんです

 

 

もう一度言いますが

一番してはいけないこと

それは

大人が先回りをして

「それじゃまずいんじゃない?」と

正解に誘導することです

 

 

 

自力で歩く経験をさせないと

いつまでたっても

自力で解くことが怖い子どものままです

 

 

自力で歩いて間違えて

そこから学びを得る経験、

これをたくさんしている子供は

自分で解くことや

自分で解いて間違えることに対して

非常に前向きなイメージを持つことができ

 

時間をかけていけば

自分で解くことが成長につながる実感をもつので

こちらが言わなくても

問題を欲しがるようにまで成長します

 

 

 

子どもに間違わせること

そして

一緒に原因を追究して

そのシステムを改修し

自力で正解にたどり着けるようにしてあげること

 

 

これが

「解ける力をつけること」

だと思います

 

 

勉強において

大人が先回りすることに

良いことなんて何一つありません

 

 

「間違えてもいいから

思ったように全力でやってみ?」

僕の生徒が育つのは、

これだと思っています

  • このエントリーをはてなブックマークに追加