岐阜大学農学部獣医学科合格 YOさん

私のことを本当によく見て下さっているのだなと、嬉しくて話をしている途中で、涙を流したのを覚えています。


合格体験記を書くにあたり、合格発表から数日経った今こうして紙に向かっている訳ですが、思い返すと一年と少し前に自信塾に入塾したときから随分成長したと感じます。

当時の私は、理系にもかかわらず数学と化学は定期テストで欠点を連発、英語も平均点に乗るか乗らないかといった成績で、とても国立大学をましてや獣医学部を目指す人間とは思えませんでした。しかも高校に入学してからずっと、「三年になったらきっと成績は伸びるだろう」、とか、校内模試の結果が返ってきても「数学と英語はできなかったけど、得意科目の国語が良かったから大学受験は大丈夫」と、今思うと怖いぐらいに、自分の成績に楽観的でした。

それでは流石にまずいと少しずつ感じ始め、自信塾に入りました。習い事もいくつかしていて忙しかったので、授業数は週に数学と化学の授業を一回ずつ受けることにしました(長期休みの間は増やしました)。自信塾の授業を受けることで、勉強に対する考え方が変わりました。勉強に対する意識がかわることで勉強の習慣が身につきました。これは私にとって非常に大きな進歩で、家でほとんど勉強していなかった私が高2の12月頃からは一日10時間勉強する事を目標にし始めたのです。

自信塾の自習室というものはよく出来ていて、行くと必ず誰かが勉強しています。塾にはいろんな学年の方が通っていましたので、同じ受験生かもしれませんし、他の学年の生徒かもしれません。しかし、誰かが横で勉強していることで自分も怠けられないという意識が起こり、不思議と集中できました。あるいは、隣の人より長く勉強してやろうという自分の中で密かな対抗意識が芽生え、朝早く塾の自習室に来たり夜遅くまで残ったり。そうしているうちに1日10時間勉強の目標も達成できる日がどんどん増えました。これは、自分の力だけでは達成できなかったと思いますので、自信塾へ入ってよかったと思うことの一つです。

また、自信塾の良い所は、個別なので先生が自分の得意分野、苦手分野、私の性格まで完璧に把握して授業をして下さるところです。例えば、大久保先生は、国立大の過去問を解くときには「この大問は途中までで良いけど、微分は解けるから完答を目指そう」とアドバイスをしてくれました。数学も化学も最初のうちは全ての範囲が苦手だと思っていたのですが、自分のここが得意、これは苦手、とはっきり分かることで自分でも勉強しやすくなりました。

こうして、当初は北海道大学を志望校に掲げて受験勉強をしてきた私ですが、共通テストの結果を見て志望校を変えることになります。北海道大学に出願出来ない訳ではなかったのですが、点数的にかなり高いリスクを冒す必要がありました。迷う私に、大久保先生がこんなことをおっしゃってくれました。
「生物の話をしているときのあなたは凄く楽しそうだから、早く大学に入って好きな事を勉強した方がためになるよ。」と。大久保先生は、私のことを本当によく見て下さっているのだなと、嬉しくて話をしている途中で、涙を流したのを覚えています。私は、その言葉で、北海道大学にこだわるのではなく、岐阜大学農学部獣医学科に絶対合格しようと決めました。

2次試験までの1か月、必死に勉強をしました。2次試験の本番では、去年までと出題傾向が大きく変わり難しくなっていました。試験中、焦る気持ちでいっぱいになりました。そのときに、共通テストの前に大久保先生に言って頂いた言葉を思い出しました。「私が難しいと思っているなら、みんな難しいと思っているはず」その言葉を信じて、焦る気持ちを抱えながら、とにかく解答用紙を埋めました。英語では谷田先生から貰った医学系の英単語集を二次試験直前に必死で覚えたことがとても役に立ちました。高校では医療の長文などをよむことはありませんでしたが、二次試験までに谷田先生とそのような文章に重きを置いて読み込んでいました。試験の長文の中の「抗生物質」という単語が読めたとき自信があふれてきました。しかし、合格発表までは非常に不安でした。「やっぱり獣医学部は難しいから受かってる訳ない」「いや、私は頑張ったし受かってるはず」その感情が交互に私にうまれていました。
インターネットの合格発表、合格者の番号の中に、自分の受験番号をみつけたときは思わず「嘘だ!!」と言ってしまいました。信じられませんでした。とても嬉しく、同時に、これで今までお世話になった方々に顔向けできるな、と思いました。

大久保先生をはじめ、自信塾で教わった先生方には本当に感謝しています。先生方のご指導が無ければ、私は数Ⅲの大問を完答することも共通テストの数学で9割、化学で8割取ることも、2次試験の英語の長文を時間内に読むことも出来ませんでしたし、ひいては小学生からの夢である獣医師になるための国立大学の獣医学科に入学することは出来ませんでした。

もしこの文章を読んでくださっている受験生の方がいれば、私のこの経験が何か参考になれば幸いです。
自分自身と、自信塾の先生方を信じて頑張ってください。
夢は絶対に叶うのだと、今なら胸を張って言えます。

保護者様の寄稿