保護者様からの寄稿
小学生の頃から獣医になりたいという夢を持っていた娘。
中学生になっても、高校生になってもその獣医になる夢を持ち続け、茨木高校へ進学し、大学受験を意識するようになったとき、夢を実現させるように、獣医学が学べる大学を志しました。ところが、学校の進度も早く、理系志望なのに数学や化学が苦手で思うように成績が伸びず、おまけに本人も、どこか危機感が薄い有様でした。そんな娘の様子に、親の方が危機感を募らせて、いろいろ調べた結果、プロの個別指導が受けられる自信塾を娘に勧めました。
とにかく数学が苦手で、一度解けたはずの問題でも解き方を忘れたり、本人もなぜこんな間違いをしたのか首を捻ったり。国語は得意なのに理系的なセンスがないのかと、文系への転向を勧めたこともありました。
そんな娘に対する大久保先生からの評は「(頭の中で問題の解き方が入っている)引き出しを開けまちがえる、でも授業の理解力はある」でした。入塾前のD判定・E判定が並ぶ模試の結果についても「相当の本人の努力が必要だけれど、理解力は十分あるので、国立大の獣医学部の合格は可能。」という言葉をいただきました。けして、軽はずみな言葉で私や娘を安心させるということではなく、面談で、いつまでに何を使ってどこまで成績を引き上げるかの具体的な目標提示をしてくださったこと、また、授業を何度かしてもらっただけの短期間で、娘の人間的性質や学習に対する特徴を的確に掴んでくださったことで心から信頼することができましたので、大学受験は全て自信塾にお任せしようと決めました。
勉強に関しては、親のできることは本当に限られています。自分たちの受験生時代の体験も娘に話しましたが、娘にとって役に立ったかどうかは不明です。むしろ、娘の話を聞いていると、大久保先生やその他担当の先生のアドバイスの方が響いていたように思います。結局、親としては勉強のことには関与せず、気持ちが不安定になれば夜遅くまで愚痴や悩みを聞いたり、生活リズムを整えるように声をかけたり、集中力が高まるというレシピでルームスプレーを作ったり、と「娘の気持ちと生活のサポート」に回りました。特に娘はコロナのせいで、高校生活で一番力を入れて準備していた音楽会(ミュージカルを上演する予定で、1年がかりで準備していた)が中止になったり、部活の引退コンサートができなかったり、小学生の頃から続けてきた新体操の最後の試合が無くなったりと、未練を引きずって気持ちを勉強1本に切り替えることができないままだったので、鬱々とした気持ちを私に吐き出せていたらいいと思っていました。
勉強の合間に息抜きにスマホを見ていることもあったし、息抜きが長すぎることもありましたが、その一方でいつも英単語帳を持ち歩いて時間があれば開いていたし、夜遅くまで動画を見ていると思えば英語のスピーチを聞いていたり、彼女なりに工夫し努力していたのだと思います。先生方にアドバイスいただいた勉強の仕方、実際の試験問題の解き方などをかなり実践していたようです。
国立大学の2次試験の2日前に、解いた過去問の出来が今ひとつで、「受かる気がしない〜」と叫びながら、ホテルの床を転がり回る姿がありました。どうしたら娘の気持ちが落ち着くかと、親として本当に焦りました。でも、不思議ですが、なぜか、岐阜の田園風景の中を大学に通う娘の姿ははっきりとイメージできたので、心のどこかで「自信塾であれだけ勉強して手応えも感じられるようになっているのだから大丈夫、合格する」、という妙な自信が私にはありました。
結局、親として大切なことは、最後は、「子供の力を信じられるか」だと思います。
しっかり勉強を教えてもらえる環境を整えてあげて、自信塾でしっかり授業をしてもらったり、自習室で遅くまで勉強していたり、親には見えないところで努力していたり、子供独自の人的/情報ネットワークで勉強方法を掴んでいることもあります。親にとっては、子供のマイナス面ばかり目につくこともありましたが、それは心配のあまり親の目に不必要なフィルターがかかっているのだ、と、合格した今なら思えます。
自信塾の皆さんのおかげさまで、念願かなって国立大学の獣医学科に合格することができました。
大久保先生、勉強をはじめいろいろなご指導がなければ、この合格はありえなかったと思います。
本当にありがとうございました。心から感謝しています。